ナビゲーター/MAKI &HITOMI
ライター/冨永桃子

体感型観光梅園
たのしい農家 お百笑さん



たのしい農家お百笑さんは、400本の梅の木を目の前に食事ができる「百笑茶屋」と、ワンちゃんが走り回れる「ドッグラン」、毎年6月頃に梅漬け体験ができる「梅しごと教室」がある“体験型の観光梅園”だ。
もともとは両親が栽培した梅を加工したことから始まった。どうやったらお客さんのもとに届くのか、と販売促進の方法を考えていく内に「美味しい梅の漬け方を教えればいいのではないか」という発想が浮かんだ。そこから始まった「梅しごと教室」は今年で16年目を迎える。1年目は10人だった体験希望者は、現在では1ヶ月の体験期間中になんと700人も訪れるほど広く知られるようになった。

2月の梅の花が咲く時期には梅の花を見に訪れるお客様も多いそう。自然に囲まれたロケーションでほっと一息するも良し、ペットのワンちゃんを連れて遊びに来るも良し。そんな癒しの空間であるお百笑さんをMAKIとHITOMIがナビゲートするよ。
 

1年ほど前に完成したテラス。吹き抜ける風を感じる癒しの場所だ。ここではジャズコンサートやえんぴつ研ぎ大会など面白いイベントも開催されているそうだ。

お客さん達と一緒に作り上げたドッグラン。イノシシ除けも兼ねて制作。ペットのワンちゃんを連れて遊びに来てくれるお客さんも多いそう。ドッグランには消臭・防虫効果のあるクスノキチップを敷き詰めるという心配りに脱帽だ。

クスノキチップを敷き詰めることで雑草も生えない。またワンちゃんの足にも優しく、決してささくれもないらしい。このクスノキチップはエコ商品で有名なecobitoさんから仕入れているそうだ。

茶屋で味わう体験型のTKG


お百笑さんのTKG(=たまごかけごはん)は「百笑卵手箱(ひゃくしょうのたまてばこ)」という可愛らしいネーミング♪

何と言っても目に飛び込んできたのが青い卵!この青い卵は「幸せを呼ぶ卵」と言われており、アローカナクロスという南米チリ産のニワトリの卵だ。ここでは25羽ほど飼育しており、2~3日に1個しか卵を産まない貴重な代物だ。

作り方

なべ底に当たるぐらいの火で5分経たずにポコポコと鍋蓋の音が鳴り出す。その後、とろ火で8分。火を止めて10分蒸らすと完成だ。


土鍋で炊き上げるには20~30分かかるが、立ち込めるご飯の香りとポコポコという音を聞きながらだとあっという間に時間は過ぎる。普段は炊飯器でしかご飯を炊かない現代人に、土鍋で炊く楽しみを味わってほしいということと、電気がなくても水・鍋・お米があればご飯は炊ける、そんな「生きる力」を伝えていきたいという思いから、この体験を始めたそうだ。 

あ~、いい香り!と嬉しそうなHITOMI♪

完成~♪


自家栽培の米を昔ながらの精米方法である「水車」で6時間かけて精米する。熱が加わらないお米っていうのはすごくおいしく仕上がる。

浅く突いているため皮が完全に剥げておらず、白くはならない。その分栄養価が高く、食物繊維も摂取できるので美容にも効果的だ。

土鍋の中には1合入っているが、女性でもほとんど残していく人はいないという。それだけお米が美味しいということなのだ。卵と一緒に、梅と一緒に、自由に食べてみて♪

百笑卵手箱 702円
地元産の若楠ポークを使った野菜たっぷりの豚汁は絶品だった。その他、自家製の梅や梅みそ、つくだ煮などの薬味が付いてくる。

フルーツヨーグルト 486円/しあわせプリン(カラメル or 和紅茶) 378円
  • プリンの紅茶シロップは桜花を使用。フルーツヨーグルトもソースが選べるよ。 

梅ジュース 378円/梅サワー 432円(ノンアルコール)/梅みつ最中 162円
  • あんこには自家製の梅ジャムが乗っている。パリパリの最中生地も美味しい!

自然に囲まれたテラスでのんびり一休み。心地良い風を感じてMAKIもHITOMIも爽やかな気分♪

梅の木は親であり戦友である。
オーナー 大古場 美由紀さん


毎年 6月に最高に美味しい梅の実を収穫するために、手がかじかむ冬場に剪定を行う。この梅園の管理は大古場さんお 1人で行っており、かなりの重労働なのだ。お百笑さんは農業観光ビジネスではなく、体感型の観光農園として運営されている。梅の成長をはじめ、自然の素晴らしさや脅威など全てを感じ取ることのできる場所なのだ。
はじめた当初は梅の収穫体験を行っていたが、梅の実を収穫したところで美味しい梅干しは出来ない。だったら美味しい梅の漬け方を教えたらいいんじゃないかと生まれたのが「梅しごと教室」。今では 1ヶ月の教室期間中に700人のお客様が来店されるという。
両親から受け継いだ400本の「梅の木」は、大古場さんにとって「親」であり「戦友」のような存在なのだそう。自然の大切さや怖さ、害虫の事など色んな事を教えてくれ、365日いい梅の実を実らせるために共に戦っている。そうやって出来た梅たちは、手塩に掛けた子供のようでもあると大古場さんは語る。

実は幼い頃は両親がやっている農業なんてやりたくなかった。しかし子供を産んで以降、食の大切さ、命をつなぐことの大切さを実感し、この自然を私が守らなければ次の世代に残せないと思うようになったという。今ではこの仕事が何より楽しみであり、生きがいとなっている。それもこれも両親から受け継いだ「梅」のおかげなのだ。

お百笑さんはドッグラン、百笑茶屋、梅しごと教室など多くの間口を持つ観光梅園。来店したお客様が入った入り口はどこであれ、会話の中で食の大切さや自然の大切さを伝え、最終的にはここで出会えてよかったと思える関係性を築いていきたいという。単なる食事処ではなく「人と人をつなぐ場所」であり、この先もそんな場所でありたいと大古場さんは語る。のどかな自然を体感し、時間を忘れてゆっくりと過ごしてみてはいかが?

お店の様子



百笑茶屋でカフェ気分。ちょっとひと休みしてみては?
温かみを感じる店内。梅しごと教室もここでやってるよ。
梅の木の釉薬だけを使って焼き上げた味のある土鍋。
 

ヨーグルトにかけたい梅ジュレ。

梅みそは野菜スティックやご飯にピッタリ!

暑い夏には梅ドレッシングのサラダでさっぱりしよう。
神埼にあるecobitoのエコ商品がズラリ。
贈り物にピッタリの詰め合わせセット。
百笑卵手箱で使用されいている米も販売中!

お百笑さんより抽選で1名様に、百笑卵手箱ペアお食事券をプレゼント!


※写真はイメージです

ご紹介致しましたお百笑さんより抽選で1名様へ、百笑卵手箱ペアお食事券をプレゼントしていただきました。ぜひご応募いただき、自分で炊き上げるお米の美味しさを存分にお楽しみください。

※各社様でそれぞれ設定された条件等がございますので、全てのご希望には添えかねる場合がございますことを、予めご了承いただいた上でのご応募をお願い致します。

 
ご応募はフォームに必要事項をご記入の上、ご送信ください。締切りは2018年6月24日深夜0時までとさせていただきます。ご当選者の発表は、編集部より直接のご案内をもって代えさせていただきます。皆様からのたくさんのご応募お待ちしております。
 
応募フォームへは、下記ボタンをクリックしてお進みください。
 

名称

たのしい農家 お百笑さん

住所

武雄市若木町本部山中

TEL

0954-26-2044

営業時間

10:00~17:00(夏季・冬季変更あり)

定休日

水曜

6月~7月中旬は梅づくり体験の為、カフェ・ドッグランは休業

駐車場

20台

HP

お百笑さんホームページ

アクセス

武雄北方ICより車で約10分

備考

梅づくり体験は込み合うため、事前予約をお願いします。