2018.11月号
ナビゲーター/MAKI & YURIE
いろえ工房
武雄焼の一角を担う、今、話題の窯元さん。こちらの焼き物の特徴は、従来のどっしりとした焼き物ではなく、あたかも洋食器のようなポップで艶やかなデザインにある。最近有名になったそのわけは、奇数月に10日間だけカフェをオープン(十日喫茶)していること。そのお料理がとても美味しいと評判になっているのだ。そして、その時使用される食器は、もちろんこの工房で作られたもの。
気に入ったら購入もできる。食器の使い方をお料理とともに見せるというアイディアがとても素晴らしい。少しだけ小高い丘に建つ木造りの家屋。周囲を緑で囲まれ、向かいには黒髪山の絶景が美しい。そんな最高のロケーションを望む「いろえ工房」さん。駐車場には、常連さんだろうか。県外ナンバーの車も多い。
本当に心地良いテラスに腰掛け、時間を忘れ喧騒の日々からしばし逃れる。最高のひと時だ。お洒落な気持ちになれること、これこそ贅沢というものだろう。
暖簾をくぐったその先には山の木々のパノラマが広がる。ギャラリーの裏には大きな池があり、ここでもお食事がいただける。
窯元 鷹巣さんご夫婦
品が良く可愛らしいお二人。このほのぼのさには、なんとも憧れる。奥様は、旦那様が作った焼き物を最大限生かすお料理を真剣に考えた。すると、お料理の方を目当てにお見えになるお客様が増えてしまったと微笑む。また、料理のレシピを教えてほしいというお客様の声が多かったことと、器を使っての盛り付けの難しさを体感してもらいたいという想いから、先月初めての試みで「器ビュッフェ」というワークショップをしたという。
真ん中に積んだ沢山の器をみんなで囲み、その中から選んでいただいた器に、奥様の料理を盛り付けるというものだ。ギャラリーで開催されるイベントなどの情報はいろえ工房
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で更新中ですよ。
「十日喫茶をはじめ、色んなイベントをきっかけにして、この工房にたくさんのご来客があることで創作意欲も湧き、とても嬉しい。」と優しい笑顔を見せてくれたご主人だった。
「十日喫茶をはじめ、色んなイベントをきっかけにして、この工房にたくさんのご来客があることで創作意欲も湧き、とても嬉しい。」と優しい笑顔を見せてくれたご主人だった。
ギャラリーの様子
ギャラリーはいつも賑わっている。
自然をモチーフにした絵柄が特徴的な色絵工房の作品。可愛いお花の絵柄は女子心くすぐる~!
大皿から小物、グラスまで幅広い品揃え。
二枚に渡って描かれた魚の絵。
繊細で上品な花の絵が描かれたグラス。
こんなお洒落なお湯のみ、おうちで使いたいな~♪
シンプルだけど可愛い小皿。色んな色を集めたくなるよね。
コーヒーカップと大皿のセット。こんなに可愛くて華やかな食器なら、毎日のご飯がもっと楽しくなりそうだね!
月の満ち欠けをデザインした、洗練されたグラス。
カップの裏に絵が描いてあると、向かい合って飲むときに相手に見えるね。
一番好きな花が向日葵だというMAKIはこのお皿に一目ぼれ♪
親子のクジラの置物。玄関に飾りたいな~。
白を基調とした陶器に花の絵柄、という作品が多い。
色んなサイズや形のお皿がズラリと並んでいる。
お魚がモチーフのワインクーラー。
カラフルな、それでいてシンプルなお皿。可愛すぎるね~♡
奇数月に10日間だけ
十日喫茶
奇数月の第3金曜日から10日間開催される十日喫茶。これをお目当てに県外からもたくさんのお客様がお見えになる。運ばれてきた時に、まずその色合わせや器の形などに見惚れてしまう。まるで食事という名の展覧会が繰り広げられるのだ。写真の器も、メニュー内容に合わせてご夫婦が考えてくださった。この時も2回器を取り換えた。 ちなみにメニューは、季節のフルーツタルト。とてもキュートな逸品だった。
景色を眺めながら木のぬくもりを感じる店内。
こちらは紅茶の可愛いティーパック。いろえ工房にピッタリの商品だね!
岩清水珈琲/三瀬珈道庵さんに特注しているいろえ工房専用のコーヒー。
名称 | いろえ工房 |
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住所 | 武雄市山内町宮野1829番地8 |
TEL | |
営業時間 | 9:30~18:30 |
定休日 | 火曜 |
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アクセス | 武雄北方ICより車で約25分 JR三間坂駅より車で約5分 |