人と人の接点を〝酒〟で結ぶ
思い出が詰まった駅舎内のBAR
ここ鹿島市は6つの造り酒屋がある〝酒どころ〟。多良岳山系から流れるやや軟水の水と、自然豊かな土地で育った良質な米を使い、古く江戸時代から酒造りが盛んに行われてきました。現在も醸造を続けている蔵は6つ。全国、世界の品評会でも数々の賞を受賞するほど、各蔵個性に富んだ美味しい日本酒が醸造されています!
そんな鹿島市に、地元の人やこの町を訪れた観光客の方々に気軽に地酒を愉しむ場所を提供したいと、2021年1月、「HAMA BAR」がオープンしました。その場所はなんと肥前浜駅の駅舎内、しかもホーム直結なのです!
ホーム直結なので乗車ギリギリまで楽しめるのも嬉しいポイントですね🎵
店内には65インチの大型TVモニターが完備されています。酒蔵ツーリズムの映像や鹿島市の観光情報が放映されている他、スポーツ観戦や映画、音楽番組を楽しむミニシアターとしても利用できます。
また、プロジェクター、FREE Wi-Fiiも完備されているので、会議やパソコン作業などの仕事場としても利用が可能です。
ブレンドコーヒー200円/ココア300円
そしてお酒だけではなく、コーヒーやお茶のノンアルコールメニューや、ぜんざいなどもあるのでカフェとしての利用もできますよ。
窓越しに列車を眺めながら過ごすリラックスタイム。ぜひ一度足を運んでほしいニュースポットの紹介です!
おすすめメニューの紹介
新酒まつり第一弾
光武 純米吟醸 直汲み生
能古見 純米吟醸 あらばしり
肥前蔵心 純米吟醸 無濾過生原酒 山田錦
肥前蔵心 特別純米超辛口生原酒
鍋島 純米吟醸生 Newmoon
鍋島 純米吟醸 生酒
の中から4種類の飲み比べ 800円
※写真は取材時に行われていた「新種まつり第一弾」のラインナップです。現在は「新酒まつり第4弾」が開催中で、①鍋島 赤磐純米吟醸②肥前蔵心純米吟醸無濾過生原酒③能古見 純米吟醸あらばしり④光武 手造り純米酒直汲み⑤幸姫 純米吟醸ディアマイプリンセス生 の5種類の利き酒が1,000円で提供されています。
その他、純米、純米吟醸、大吟醸、シーズンごとの限定酒など3銘柄の唎酒セットは600~1000円。
あらばしり、しぼりたて、ひやおろしなどなど、日本酒の種類で感じる四季というのも風情があっていいですね。
【お酒メニューを一部紹介】
・鹿島6蔵の酒 3銘柄利き酒セット 600~1,000円
・鹿島6蔵の酒 純米~純米大吟醸 ちょい飲みメニュー(1杯120ml)600~1,000円
・鹿島6蔵の酒 純米酒・純米吟醸 4合瓶 2,200円~2,600円
・鹿島のおつまみ各種(海苔、粕漬、漬物、小鉢他)300~500円
その他、ビールやノンアルコールドリンクもあります。
日本酒に合うおつまみの紹介
クリームチーズの粕漬 300円
ゴロゴロと入った大粒のクリームチーズがアクセントになっていています。酒粕のちょっとクセがある感じも◎。どんどんとお酒が進みますよ✨
酒粕バターラムレーズン入り 500円
ラムレーズンとバターの洋風っぽさに酒粕が加わった斬新かつ美味しい逸品です! ラムと酒粕のダブルパンチでアルコールがガツンときます! クラッカーに乗せてどうぞ☻
こちらの2品は地元鹿島で粕漬製品を製造する「倉崎食品」さんの商品です。
漬蔵たぞう三種盛り合わせ 300円
「漬蔵たぞう(鹿島市浜町)」さんが作る、日本酒にぴったりのおつまみ盛り合わせ。取材時はうみたけの酒粕、ラー油きくらげ(フライドガーリック入り)、たくわん・にんじんのお漬物が提供されていました!
その他、有明海の名産「海苔」などのおつまみや、隠れた人気メニュー「ぜんざいセット」などのフードメニューもあります。粕漬やお漬物を製造している会社や販売店は徒歩圏内にあるので、ぜひ鹿島の町の散策と合わせて楽しんでいただきたいと思います☻
中村 雄一郎さん
NPO法人肥前浜宿水とまちなみの会 事務局長
毎年3月末に開催されている酒蔵ツーリズムも新型コロナウイルスの影響を受け、昨年から開催中止を余儀なくされている。それでも鹿島の酒を知ってもらう機会、楽しんでもらう機会を創出しようと各蔵元、地域が一丸となって様々な取り組みを行っている。そんな中、酒処である鹿島に地元のお酒を気軽に愉しめる場所を作りたいと「HAMA BAR」を立ち上げたのが「NPO法人肥前浜宿水とまちなみの会」だ。
こちらは事務局長の中村雄一郎さん。「〝駅〟という場所。それは地域の交通の拠点という役割はもちろんのこと、出会いや別れ、旅立ちの場所など、人と人が交わる場所でもあります。ここHAMA BARは、鹿島市を訪れた観光客の方々と地元の方々が出会い、交流する拠点でありたい。そしてその接点を日本酒で結ぶ場所でありたいと思っています。」と語ってくれた。
2019年6月、JR佐賀駅に「SAGA BAR」がオープンした際、鹿島にも日本酒を楽しめる場所を作りたいという構想を掲げ、佐賀県に交渉を続けてきた中村さん。その甲斐あって2020年春に事業が始動、佐賀県とタッグを組み準備を進め、2021年1月11日にオープンを迎えたのだった。同店では鹿島6蔵の日本酒が36種類と、地元で製造されている酒の肴が提供されている。
現在、平日は11:00~17:00、金土日は11:00~20:00までの営業。お腹に溜まるつまみが欲しいというお客様からの要望に応えて、金土日のみスタッフお手製の小鉢が提供されている。お昼の時間帯からでもお酒を楽しんでくれる人が多いことに驚いたと中村さん。今後は「賑いODORIKOハマガール」や地元バンドをキャスティングしたミニコンサートや、同店のカウンターに蔵人が立ち、日本酒について語らえる場を作るなど、訪れた方々に喜んでもらえる仕掛けや飽きさせない工夫をしていきたいと話してくれた。
蔵元や地域の人たちの〝想い〟が詰まった日本酒とおつまみ、そして鹿島のまちを心行くまで楽しんでほしい。
名称 | HAMA BAR(ハマバー) |
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住所 | 鹿島市浜町933 JR肥前浜駅舎内(ホーム直結) |
営業時間 | 月~木 11:00~17:00 金~日 11:00~20:00 ※2021年4月から営業時間が以下の通り変更になります。 月~木 11:00~16:30 金~日 18:00~21:00 |
定休日 | なし |
席数 | 22席 |
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駐車場 | 20台 |
アクセス | JR肥前浜駅舎内 JR肥前鹿島駅より電車で約4分 武雄北方ICより車で約30分 |