取材日時/2021月3月18日
ナビゲーター/MAKI & HIROMI

「今日、ココシャン行かん?」
肩肘張らず気楽に行ける中華店



2015年7月1日にオープンした「中華食堂口口香(ココシャン)」。店名の口口香(ココシャン)は、一口、一口美味しく作りたい、お客様に一口、一口食べて美味しく感じてほしい、という思いを込めて名付けられました。香(シャン)は中国語で「いい匂い」から転じて「美味しい、美味しそう」という意味で、中国では料理が運ばれてくると「シャン」という声が飛び交うそうですよ✨

同店の特徴は、ボリューム満点なのにリーズナブルで、なおかつ抜群に美味しいこと! メニューも豊富なので色んなものをアレコレ頼みたくなってしまいます👏 本日はたくさんあるメニューの中からおススメの料理を一部紹介します☻


おすすめメニューの紹介


※表記は全て税抜き価格ですのでご注意ください。


油淋鶏(ユーリンチー)定食 750円

定食にはご飯、スープ、サラダ、小鉢が付いてきます。唐揚げはたっぷりと8個!!

肉自体の味付けはあっさり。ピリ辛の特製ねぎダレをたっぷりどうぞ。

ボリュームたっぷりのユーリンチー定食はランチメニューの人気No.1。ガッツリ食べたい人におススメの定食です!

とろとろ玉子スープはコーン入りです。

小鉢は「干豆腐」の千切りに塩をまぶして和えたものです。干豆腐の食感がとても面白く、とっても美味しかったです!

こちらは生野菜サラダです。

感動の美味しさ「おこげ」


こちらの「おこげ」は石焼の器に入ったおこげに中華あんをかけて完成する料理。3人前ほどの量なので、それぞれお皿に取り分けてどうぞ。

ちょっぴり濃い味付けの中華あんに入っているのは、豚肉、きくらげ、プリプリとした食感が嬉しい海老、シャキシャキ感がいい塩梅に残った野菜など。

あんをかけた瞬間に鳴り始めるグツグツという音が食欲をそそります!

石焼で熱せられた中華あんの香りに、体全体が包み込まれる至福のひととき✨

カリカリのおこげは、あんが染みてしっとりモチモチに。エビや野菜などと一緒に食べると色んな食感が楽しめる、編集部イチ押しの逸品です!

海老のマーラーソース 880円

こちらは夜メニューでよく注文されるという「海老のマーラー」。一般的に麻辣(マーラー)は山椒と一味唐辛子を意味しています。しかし、同店の麻辣ソースはシャンリー時代に伝授されたもので、胡麻の風味と一味唐辛子で作られています。辛いものを食べられない人や家族連れの方でも美味しく食べられるようにとの配慮から、辛さもできるだけ抑えられているためとっても食べやすく、ほんのり辛味を感じる程度です。辛いのがお好きな方は、辛さを足して作っていただけますのでお気軽にお声かけください。


「海老の弾けるようなプリプリ食感が最高です! 野菜のシャキシャキ感もしっかり残っていて美味しい~❤ そしてこのソースがピリ辛だけど食べやすくて、辛いものが苦手な私でもペロリといただけちゃいます✨」とMAKI。 

アンニン豆腐 150円
食後のデザートにおススメのアンニン豆腐。杏仁の香りをほのかに感じるミルクプリンといった感じでGOOD! デザートはその他、ブリュレ、タピオカのココナッツミルク、アイス各種があります。

李健さん・菅真奈巳さんご夫妻



旦那様の李健さんは北京の有名ホテルで中華料理の基礎を学び、ガーデンテラス佐賀 ホテル&マリトピア(旧マリトピア/佐賀市)内の「シャンリー」のオープニングスタッフとして2000年に来佐、15年間腕を磨いた。一方、奥様の真奈巳さんは小城市で生まれ育ち、牛津高校を卒業後、製菓専門学校に進学。卒業後はシャトー文雅のデザート部門に従事。2000年、旦那様と同じくマリトピア内の「シャンリー」のオープニングスタッフとして招集され勤務した。

牛津高校3年生の時、先生として洋食を教えたのが「シャトー文雅(佐賀市大和町)」の田島さん。お皿の上に綺麗にデコレーションされたデザートに惹かれ、その道に進んだのだという。「来てくださったお客様に対して店側が〝ありがとうございます〟というのが一般的。しかし、満足してくださったお客様は必ず〝ありがとう、美味しかった、ご馳走〟とお礼を言って、お金を払って帰ってくださる。私たちの仕事はお客様からお礼を言っていただける幸せな職業なのだ。」これは、田島さんがよく口にされていた言葉。真奈巳さんはこの言葉を今も胸に刻んで、お客様をお迎えしているのだという。「料理をやる上で、自分が美味しいと思ったものを形にしていく〝過程〟が楽しいです。それをお客様が食べて美味しいと言ってくれると嬉しいし、その繰り返し、積み重ねがやる気に繋がります。」と真奈巳さん。シャンリーでは洋食・中華の要素をうまく融合したデザートづくりを行っていたそうだ。

お2人は、シャンリーに勤務されていた時にご結婚され、2015年に独立開業。今年丸6年を迎える。お店のコンセプトは安くて旨い。特別な日に利用してもらうのではなく、人々の日常に溶け込むような気楽に行ける店でありたいとの思いから、価格と敷居はできるだけ低くありたいとのことだ。


「お客様が美味しかったよと言って帰ってくれて、2度3度とリピートして来てくれるとやっぱり嬉しいし活力になります。」と李さん。ご実家である中国に帰ると、家族みんなが大きな円卓を囲んで、話す声、鍋を振る音、美味しそうな料理の匂い、色んなものを五感で味わいながらガヤガヤと食事をするそうだ。李さんは、そんな幸せな時間をお客様にも味わってほしいと日々腕を振るっている。

「とりわけ宣伝もせずここまで来ました。お客様が何度も食べに来てくれて、新しいお客様を連れてきてくれて。なかなか会えていなかった人がここで再会することもしばしばありますし、学生時代の同級生も足を運んでくれます。そういう光景を目の当たりにする度に、地元にお店を出してよかったなと思います。」と真奈巳さんは語る。
「口口香」は、ご夫婦の温かいお人柄が感じられる居心地の良い店。中華料理店と聞くと騒いではいけない、敷居が高いというイメージがあるかもしれないが、ここはそれとは違う。ここには、居心地の良ささえ感じるほど優しい時間が流れている。小上がりの座敷席もあるので、ぜひお子さま連れのご家族で訪れてほしい。


お店の様子



店内の様子はこちら。テーブル席と小上がりの座敷席があります。

座敷は広々としているので、お子さま連れでも安心です。

中国の飾り物もあります。

 
名称

中華食堂 口口香(ココシャン)

住所

小城市小城町畑田2573-5

TEL

☞ 0952-72-5638

営業時間

ランチ 11:30~14:00(L.O)

ディナー 18:00~20:00(L.O)

※表記の営業時間は取材時のものです。情勢に応じて営業時間が変わる可能性がございます。詳しくは店舗インスタグラムにてご確認下さい。

定休日

日、月曜、不定休

駐車

11台(店舗前6台/20m北側第2駐車場5台)

※第2駐車場は黄色いブロックとコーンが目印です。

Instagram

☞ ココシャン Instagramページ

アクセス

JR小城駅より車で約5分

「果樹試験場前」バス停より徒歩約9分