ナビゲーター/MAKI&MOMOKO
スリランカカレーの魅力
昨今よく耳にするようになったスパイスカレー。その中でも今回紹介したいのが〝スリランカカレー〟だ! お米の上には酸味、辛味、甘味、塩味などそれぞれに味わい深いお惣菜が鎮座している。
そこにルーをかけていただくのだが、その食べ方は〝グチャグチャに混ぜる〟のがポイント! そうすることで全体のバランスが調和され、口いっぱいに美しい味のハーモニーが広がる。
pattini
JR伊万里駅から徒歩5分ほどのところにある「pattini(パッティニ)」さんは、美味しいスリランカカレーを提供しているお店。
実はこちら〝間借り〟のカレー屋さん。伊万里の有名カフェ「LIB COFFEE(リブコーヒー)」のオーナーさんが経営するバーで、ランチタイムの時間だけカレーを提供するお店として営業している(バーは週末のみ営業)。
月に2日ほど、夜もカレーを提供してるそうなのでSNS情報を要チェック。
階段を上るにつれて香るスパイスの匂い。今回の取材の感想を一言だけ言わせていただくなら、「こんなに美味しいカレーに出会えて、私はなんて幸せ者なのだろう。」かな。この美味しさをぜひ皆様にもお伝えしたい。
沢山のリキュールボトルが並ぶカウンター。
店内には冨永ボンドさんの作品が飾ってあった。
おすすめメニューの紹介
カレーは、チキン、フィッシュ、シュリンプなど3~4種類。取材当日は栗のカレーがあったので、チキン、フィッシュ、栗をお願いした。
スリランカではモルディブフィッシュ(鰹の親戚)の出汁を使うらしいが、同店ではオーナーが自ら挽いたハガツオのパウダーをお惣菜やカレーに入れている。出汁文化が浸透している日本人の舌には分かりやすい〝旨味〟が感じられるのだ!
旨!辛!のカレー
チキンカレー。肉にしっかり味が染みていて最高に美味しい。
フィッシュ。カマスを骨ごと煮込んであるので旨味もたっぷりだ。
こちらは珍しいココナッツベースの栗カレー。芋に似たホクホク感と栗が持つ甘みがほんのり感じられるスパイシーな味わい。
オールベジタブルのお惣菜を紹介。赤はビーツ、オレンジはココナッツ、茶は玉ねぎとレモン、黄色はレンズ豆、緑はオクラ。
食べるときは必ずグチャグチャに混ぜて食べるのがポイント! 甘味、旨味、辛味、塩味などの全体のバランスが取れてとっても美味しいんだ。
「なーにこれーー!めちゃうまーーーー!!こんなに美味しいカレー食べたの初めてなんだけど!」と驚きを隠せない様子の二人(笑)
スパイスのおかげで汗が止まらないMOMOKO(笑)辛いんだけど美味しくて、スプーンを口に運ぶ手が止まらない。
絶品CRAFT COLA!
自家製ジンジャエールはよく目にするが、自家製のコーラは初めましてだ。
スパイスのピリピリっとする感じがたまらない! 自家製のシロップを炭酸で割っていただく。途中で添えてあるレモンを入れて味変を楽しむのもGOOD!
スリランカカレーに魅せられて
店主 池田さん
大阪、東京、名古屋のカレー店・南インド料理店で勤務した経験を持つ池田さん。休日、カレーの食べ歩きをしていて一番美味しいと思ったのがスリランカカレーだった。
リブコーヒーのオーナーさんは昔の職場の後輩。いつでも動けるように身軽でいるために〝間借り〟というスタイルで2018年10月に営業を開始した。オープンして1年が経ち、福岡進出も考えているそう。しかし、こんな素敵なお店が佐賀からなくなってしまうのは惜しい。ぜひこの味を佐賀に残してほしいと伝えると池田さんは、「いくら同じレシピで作ったとしても、同じ味にはならない。人に任せられるものではない。」と語った。
スリランカ。遠い国。どんな国なのか想像もつかない。しかし、色々と話を聞いてみると、日本と同様に出汁を使う食文化を持ち、「セイロン紅茶」と呼ばれ世界中で親しまれている、言わずと知れた紅茶大国。もっとスリランカに親しみを持ってほしい、スリランカの文化をちょっとでいいから感じてほしいという理由から、同店のメニュー表には現地で使われている言葉がところどころ顔を出している。是非これを機に美味しいカレーはもちろん、そのバックグラウンドにも興味を向けてほしいと思う。
店名 | pattini(パッティニ) |
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住所 | 伊万里市伊万里町甲526 2F |
TEL | 050-5362-0400 |
営業時間 | 11:30~14:30(L.O.) |
定休日 | 木曜、不定休 |
駐車場 | なし 近くのコインパーキングをご利用ください。 |
アクセス | JR伊万里駅より徒歩約5分 |