店舗を構えたのは築144年の古民家。番地も「888」の末広がりという縁起のいい場所だ。「以前の持ち主さんが本当に大事にされていたんだなと分かるくらい綺麗な状態で保管されていました。引き渡し前にとても丁寧にお掃除してくだざって、『大切に使ってね』と快く引き渡していただきました。店舗を構えて日は浅いですが、お客様と触れ合う中で、豆乳ってこんなに美味しいんだと知ってもらえて、プリンの反響も肌で感じられて、こんなに賑わってくれることに日々幸せを感じています。お店を持ったことで、おばあちゃんが作った豆乳麺の存在を新しいお客様に知ってもらう機会も作れているので、店舗を構えてよかったなと思っています。」と智子さん。

同店が今後どういう場所でありたいかと問うと、「ヒト・モノ・コトが繋がる場所でありたいと思っています。地域のお祭りの時は店舗の2階を開放してみんなが集える場所にしたいなと思っていますし、今後、シェアスペースとしての利用も考えています。地域の活性化ももちろん大切にしながらも、まずは私たち自身が常に楽しいこと、心地良いことを求めてやっていかなければいけないと思います。そうでなければここに来てくださるお客様に〝ワクワクする楽しさ〟が伝わらないと思うからです。前向きに楽しいことを考えるためには、まずは夫婦仲良くいることが1番ですね❤️ これから先、10年、20年と後世に繋がる商品開発と経営、そしてたくさんの方々とのご縁を楽しみながら、商いそのものも楽しんで参ります。」と、これから先の〝明るい未来〟を見据え、大豆の花言葉である〝必ず来る幸せ〟を信じる智子さんだった。