佐賀の未来=子供たちの未来

教職の枠を突き破り、
アグレッシブに佐賀を駆け巡る

山田健一郎さん


公益財団法人佐賀未来創造基金
NPO法人さが市民活動サポートセンター
理事長

■子供達が不自由のない活躍できる環境を

熱血度は先生の時以上にパワフルな山田さん

かつての恩師がこのような活動を始めてすごく誇らしい!協力したい。

教育と街づくりは同じように大事なこと

 教師であった頃に感じたもどかしさをバネにして今や佐賀は狭しと各方面で活躍中の山田健一郎さん(39)。教師であった頃に体験してきた様々な体験は説得力として有意義に作用し、その実績から県内に数多くの有志や協力者とネットワークを組み、街づくりや教育の在り方を市民レベルから押し上げ支えようとしている。
 
 何よりも原点になったのは、山口由美子さんのフリースクールだったという。彼女はかつてのバスジャック体験から、子供たちが抱える心の傷をケアするためのフリースクールを開設した。健一郎さんはそこにボランティアとして参加。不登校の生徒などを目の当たりにして、子供たちに生きる力を与えられないだろうか?そこに注力できる制度を作ることはできないのだろうか?と真剣に考え、10年を超えるNPO活動の支援現場を経て、いよいよ財団を設立したのである。
 

 公益財団法人佐賀未来創造基金

 佐賀未来創造基金は市民や企業の皆様から寄付を集め、市民活動団体やNPO等のCSO(市民社会組織)に助成することで、地域や社会の課題解決や活性化に取り組む市民立の財団。あらゆる人たちが主体的に地域の未来を担えるように、必要な資源を循環させる仕組みをつくり、地域で支え合う社会の実現に寄与することを目的とする市民コミュニティ財団である。

山田さんの未来

 「最近、人からお礼を言われることが少しだけ増えたような気がする」とはにかみながら嬉しそう。この自営業の厳しいご時世に、安定職である公務員から荒波へ乗り出した時は、へこたれそうになった時もあるであろう。でも大きな夢と共に歩き出し、不屈の精神で一つずつ重ねた結果が今まさに実ろうとしているのかもしれない。山田さんは基本的に、人のお世話をすることを商いとしている。自分と同じように社会で何かを起こそうとしている人に、今ある制度などを利用して手助けをすることである。
 そしてまたこういうNPOという仕事の価値を向上させたいとも思っている。自分自身がNPOという職業をきちんと稼ぎながらも社会に貢献できる仕事とアピールしてまわりに影響を与えていきたいとも考えている。

社会の制度をもっと利用するべき

 何かをやりたくても、資金がない、作れる人を知らない、法的許可を得る方法がわからないなど、とかく現代社会は一見複雑だ。しかし制度に精通した人から見れば、部分的問題に対応する窓口がどこなのか一目でわかる。また一見複雑に見える申請書類などは、記入するポイントの要領さえわかれば「なぁーんだ、これだけか」とスッキリ明快な感じすらする。しかし、金額の大きなプロジェクトや社会的責任の重い助成金などはそうはいかない。山田さんは、そんな大小様々な問題を一緒に解決に導いてくれるプロなのだ。
 

最後に編集長から

 編集長は「こうして山田さんと一緒に仕事をするなんては当時は考えもしなかった。ただ、今こうしていろんな方面で活躍している山田さんを見て常に刺激をもらっている。今後はもっと協力体制を築き、頑張っていきたいと思う。」と語る。

住所・連絡先

佐賀市唐人2-5-12TOJIN茶屋3階

電話 : 0952-26-2228

営業時間

9:00~18:00

定休日

土日祭日

車でお越しの方へ

駐車場有り3台

HP

佐賀未来創造基金