佐賀大和ICより三瀬方面へ自家用車で約30分。森の中に古民家あり。
大分の由布院で修行なさった初代店主・福井丈一郎さんが１８年前、食べ歩きで訪れた黒川温泉の古民家店の雰囲気に感動し、ご自分でもこの三瀬に古民家風のお店を作った。入口前のコンクリート床やむろゆか（むしろ柄のゆか）など、細かなところにまでこだわった造りでどことなく懐かしさにホッとする。そんな初代の後を継ぐ謙吾さん（長男）、詔太さん（次男）の兄弟二人が打つ十割蕎麦は、全国から厳選したソバの実を取り寄せるこだわりぶりを発揮。ソバの実を見て吟味して、味の想像をするらしい。1回に打つ蕎麦の量はおよそ15人前ほど。蕎麦の味は８割がそば粉、２割が作り手と言うほど蕎麦粉の吟味には神経を使っている。