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ツインマーマンの夢

支配人　
角田彰裕さん

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この建物は、両替商であった中村家が昭和８年まで古賀銀行として九州五大バンクの地位を保っていた。そして戦争後の財閥解体によりその歴史は終止符を打った。　しかし佐賀市は偉かった。この歴史的価値の高い建物を大事に残しておき、平成10年にリニューアルした。どうにか有効活用できないかと相談を持ち掛けたのがバーテンダー協会。だが経営は当初うまくいかず困難な状態に。そんな時、一般市民や民間団体から建物の維持を願って募金が寄せられた。そこで角田支配人は、モダンカフェとして再出発、さらにはこの中をホールとしてクラッシックやジャズのコンサートを実施したところ大好評に。いまでは、かつてバッハがカフェで若き音楽家を育てようとしたのと同じように、このホールを登竜門として世界へ羽ばたく音楽家を育てるための活動を始めたのだという。熱い思いがみんなの思いへと変わって、みんなで夢を見るきっかけを作った一人の男の物語がここにもあった。