佐賀出身の人気ソムリエが教えてくれるワイン講座

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簡単に楽しむワインあれこれ講座

佐賀出身のソムリエが教えてくれる意外と知らないワインのあれこれ

Domaine Bouchon  ドメーヌ ブション 代表 浦川 哲矢

ワイン情報 : ソムリン  

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 1、「カレーに合うワイン」

カレーって何を持ってカレーなのか?なかなかの難題なんですよ。
カレーって向こうの料理は全部カレーなんです。
「香辛料と一緒に煮たり炊いたり焼いたりしたら全部カレーと考えてよし。」と、東南アジアの友人たちは言ってました。なので、カレーというお題を聞いたときには敗北宣言ですw幅が広すぎるんですよ。まぁしかし、ここは佐賀のレストランで、とか家庭でとかで考えましたよ。しかしね、取材に行かれたレストラン、なかなか本格的wマジで難問なんです。悩みすぎて悟りまで開けてきそうでした。そして行き着いたのが「好きなやつでいいじゃん・・・。」と半ば諦めモード。しかしこれが良かったです。
小難しくなく、自分がカレーと飲みたいワインを直感的に選ぶことができました。
「味の濃い料理でスパイスを使っているものに合うもの」つまり考えとしては最大公約数的な考え方です。
料理とのマリアージュを考えるときにこの「最大公約数」は非常に有効です。
テーブルに複数の違った料理が並んでいたら、素材や料理方などで近い要素を導き出し、それに合うもので考えます。もしそれでも難しかったら料理に簡単な一手間を加えます。
唐揚げにレモンかける感じです。レモンかけると酸味が引き立って、お酒に合いやすくなります。
では今回のはカレーの最大公約数は「スパイス効いてる刺激物、味濃い」と考えます。
この場合、ワインにも同じ要素があるものを探してみましょう。
ということで今回のワインは「ヴァケラス  クロ デ フレール 」¥3800。南フランスのワインです。
ぶどうの品種でシラーとグルナッシュが使われているため、スパイシーさや果実味を感じやすく、尚且つ程よい酸味のあるワインです。
 しかしこのワイン、まず見つけるのは困難でしょう。なので、ワイン屋さんではこう言ってください!
「南フランスのシラーとグルナッシュっていうブドウを主に使っているワインください」
これだけでOKです!安いものだと2000円しないであると思います。是非カレーライフを楽しんでくださいw


2、ワインのたしなみ方「ワインの注ぐ」 

 

 
ポイント
1,エチケット(ラベル)をきちんと見せる
2,ボトル底の窪みは使わない
3,指はボトルに沿わせてしっかりと
4,滴り落ちるワインを拭う準備を
5,ボトルをグラスに当てないように少し離す
6,注ぎ過ぎない。多いとダサい!
7,ドヤ顔(ビビらず自信を持って)
 
ワインを注ぐ。ワイン飲む上で当たり前の作業ですよね。
でもこれって居酒屋のサラダを取り分けることや刺盛りを取る、そしてビール注ぐときと同じように気遣いが必要です!他の人のグラスが空いていたら注ぎ足しますよね?
そして、液体7:泡3の割合で注ぎますよねw今では当たり前の作業ですが、最初から出来ましたか?
上司や先輩から言われて覚えますよね。ワインの注ぎ方はこれで完璧です! 
 
1,エチケット(ラベル)をきちんと見せる
何を飲んでるかわかるようにしてあげましょう。慣れてくると、ボトルが後ろ向いていると気持ち悪くなりますよw 
 
2,ボトル底の窪みは使わない
やりがちですね。やっていけないわけではないですが、粗相が発生しやすいです。
持ちにくいのでボトルが落下する恐れがあるので握力に自信がない人はやめておきましょう。 
 
3,指はボトルに沿わせてしっかりと
ボトルを落としたら一生の語り草になります。注ぎやすい持ち方で、しっかりボトルを持ちましょう!
 
4,滴り落ちるワインを拭う準備を
どんなソムリエでもボトルの口から滴るワインは止められません。なので、ちゃんと拭ってあげましょう。拭わないとエチケットが汚くなる可能性もあります。ご自宅ならキッチンペーパーがオススメです!布だとワインのシミ落としをしないといけないですから、すぐに捨てれる紙が1番です!
 
5,ボトルをグラスに当てないように少し離す
高いグラスって、薄さが1ミリもないんです。余裕で割れます。私も割った数は数知れず・・・。なので、グラスとボトルは少し話して注いだ方がよいですね。
 
6,注ぎ過ぎない。多いとダサい!
これが一番良くあるダサワインですね。絶対やらない方がいいですよ。グラスにたっぷり注ぐとグラスの中に空洞ができなくなって、香りが立ちにくいです。そして、足つきのグラスだと重心が高くなってワイングラスが持ちにくくなります。あ、シャンパンの細いグラスは別です。なみなみとやってください。あれは泡立ちを楽しむものですから。
 
7,ドヤ顔(ビビらず自信を持って)
ワイン注ぐときにビビりながらは止めましょう。そのうち慣れるまでは落ち着いているフリでお願いします。塚ちゃんみたいなドヤ顔は必要ないですがwワインを抜栓し、注ぐところまできましたね!


さぁ次回は飲み方です。飲み方が違うだけでワインがもっと楽しくなりますよ!!