練習場所の使用料金は1時間につき300円。ライブのエントリー料金も1人300円だ。機材の持ち込みもOK。店に常備しているギター（エレキ・エレキアコースティック・アコースティック・ベース・アコースティックベース）、ドラム、キーボードなどの楽器やマイクは自由に使用可能（※店外貸出しの場合は別途料金がかかります）。

毎月第1日曜日はビギナーライブ、第3土曜日はフリーライブが開催されており、ミュージシャンの生演奏を聴きながらお食事やドリンクをいただくことができる（演奏者・観客の方はワンドリンクオーダー制となっております）。

ランチタイムには日替わりランチ、ピラフ、カレーなどがいただける。また、当日の日替わりメニューが苦手とおっしゃるお客様には、要望に沿う内容に変更できることもあるそうだ。 本日は、ランチタイムに提供されているスープとドリンクが付いたセットメニューを紹介する。

「ライブ喫茶Road」を経営するのは白石町在住の大曲さんご夫妻。音楽が大好きな人たちと大好きな音楽が楽しめて、最高に幸せそうなお二人だった。奥様が看護師として勤務していた病院に、道貞さんが患者さんとして入院したのが二人の出会い。取材の際、「私たち、明日が結婚記念日なのよ」とほんのりと頬を赤らめる奥様がとても印象的だった。

その半年後、お客様や近隣の方から「お昼も喫茶店として開けてほしい」と要望が多かったためランチ営業も開始した。お弁当は、以前お二人が務めていた病院からの要望で作り始めたそうで、現在は主に病院や学校、役場などから注文があるという。白石町民の中では、なくてはならないお弁当屋さんとしても浸透しているようだ。配達は白石町内のみ。その他の地域は、お店まで取りに来てもらえる場合だけ注文を受けているそうだ。

この日、20～30代のお客様も見受けられた。娘や息子たちと同世代だと我が子のようで応援したくなるそうで、鹿島高校の赤門祭では高校生バンドに楽器を貸し出すこともあるという。色んな世代の人たちがここで出会って繋がって、さらに音楽の輪を広げていってくれることが嬉しいし、口を揃えて「また来月ここで会おう」と帰られる姿を見るのがやりがいだと話してくれた。

「今日みたいなイベントの時に、常連さんや知り合いの方々がたくさんお手伝いをしに来てくださいます。私達の力だけではできないことだなと常々感じています。本当に有難いです。これからも、お店に来てくださるお客様だけでなく、地域の方々との個人的な繋がりも大切にしていきたいと思います。」と感謝の想いを滲ませた。