2012年にスタートした町興しイベント
~蔵人と語り合いながらその土地の歴史・文化を知る~
いよいよ酒蔵ツーリズムの季節がやって参りました! 2012年にスタートしたこのイベントは今年9回目を迎えます。昨年の動員数はなんと9万9千人! 同日、嬉野温泉酒蔵まつりも開催されるので鹿島市と嬉野市は多くの人でにぎわいますよ! 佐賀の小さな町がこれだけたくさんの人で賑わうのを目の当たりにすると、佐賀のポテンシャルの高さをひしひしと感じますね。今年は2020年3月28日(土)・29日(日)に開催されます。
この日は鹿島市の造り酒屋の6蔵が開放され、振る舞い酒やこの地域ならではのおつまみなどが販売されます。このイベントでしか手に入らないプレミアム酒「日本酒6蔵セット(300ml 6本 4,500円)」も数量限定で販売されますよ。
イベント開催までの道のり
以前は鹿島にも20数蔵の造り酒屋が存在していた。しかし今では6蔵。その6蔵はこれまで鹿島の酒造りの文化を守ろうと多くの取り組みを行ってきたのだった。互いに切磋琢磨し、時は手を取り合って日々美味しい日本酒造りに邁進している。
同じ土地に蔵を構えながら、その蔵ごとに個性が分かれているのが面白い。杜氏の味の付け方はもちろん、経営方針にも個性や技が見える。バックグラウンドや日本酒ができるまでのストーリーなど、日常では消費者に伝わることのない情報や想いを知ることができるのもこのイベントの魅力だろう。蔵人や地元の人たちと触れ合い、語り合いながら鹿島の土地の文化や食、歴史を感じてもらいたい。
単なる日本酒好きだけが集まって楽しむイベントではない!?
当日は酒蔵の周辺に屋台が並び、ハンドメイド雑貨の販売も行われる。また、祐徳稲荷神社付近には〝100台以上のクラシックカー〟が並んだり、子どもが喜ぶ〝はたらくくるま〟も登場。チェーンソーアートや地元高校の食品調理化に通う学生たちが作る飲食物も販売される。祐徳稲荷神社の門前商店街の各食堂で販売される「祐徳稲荷弁当」は毎年リニューアルされており、値段も1,000円ほどというお手頃な価格。内容もお花見感が満載でとっても豪華なのだそうだ。その他、鹿島おまつり市、発酵まつりなども開催される。「美味しい日本酒を求めてこの土地に足を運んでくれたお客様に、酒蔵だけではなく鹿島の街中や祐徳稲荷神社など色々な所に足を運んでもらい、日本酒だけでない鹿島の魅力を体感してほしいという想いを持っています。」と高田さん。
このイベントの最大の魅力はなんといっても無料周遊バスがあること。周遊バスの路線が組み替えられた事で今年からさらに利用しやすくなった。また、JR九州の全面バックアップで当日は肥前鹿島駅に特急電車が多く止まるそうだ! 電車で肥前鹿島駅までくれば周遊バスで周ることができるから好きなだけお酒を楽しむ事ができるぞ。もし自家用車で来られた場合でも、祐徳稲荷神社の駐車場を利用できるから駐車場代も無料!
この2日間は、朝から街中でお酒を飲んで酔っ払っても許される日(笑)。色んな物を食べたり飲んだりしながら、ぜひ鹿島の街の散策を楽しんでほしい。祐徳稲荷神社の門前商店街では年間を通して楽しめる「祐徳御膳(いなり3個、汁物、小鉢3種/1,100円)」を開発したり、浜の酒蔵通りにはゲストハウスもオープンした。海の幸、山の幸なども豊富で、四季を通して楽しんでもらえる魅力が鹿島には沢山ある。酒蔵ツーリズムというイベント時だけではなく、ぜひ日頃から気軽に遊びに来てほしいと思う。
名称 | 鹿島酒蔵ツーリズム推進協議会 |
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住所 | 鹿島市大字納富分2643-1(鹿島市役所) |
問い合わせ先 | 鹿島市商工観光課 0954-63-3412 一般社団法人 鹿島市観光協会 0954-62-3942 |