村岡総本舗の魅力を愛用者に問う！
本日のご愛用者は「あきんこ」さん
あきんこ
小城市のゆるキャラ「ようかん右衛門」と「こい姫」の生みの親。筑波大学芸術専門学群生産デザイン科を卒業後、玩具メーカーを経て平成18年よりイラストレーターに。キャラクターデザインやグッズ、広告物のデザインを手掛ける小城市在住のフリーイラストレーター。子ども・ファミリー向けのイラストを中心に雑誌や書籍、幼児向けの教材などのイラスト制作も行っている。
＜主な活動履歴＞
- 小学校教科書（生活・道徳）
- 東京都交通局「マナーブック」
- テレビ岸和田（大阪）マスコットファミリー
- 佐賀市営バス（佐賀市交通局）キャラクター「のりまるくん」
- なんたんテレビ（京都）キャラクター「じゅういちくん」
- Z会、学研プラス、小学館、メイト（雑誌や書籍のイラスト） など
小城市のゆるキャラ「ようかん右衛門とこい姫」
「ようかん右衛門」の頭部は美味しい小城羊羹。右手には刀にみたてた羊羹用のつまようじを持ち、左手には有明海のエイリアンことワラス棒（わらすぼ）。着物の家紋には牛尾梅林にちなんだ梅模様があしらわれ、天山や江里山の棚田など緑豊かな自然をイメージした色合いをしている。
「こい姫」の頭部は、日本名水百選に選ばれた清水川名物の鯉。髪の毛は小城の美しい水をイメージした色合いをしており、着物は日本さくら名所百選小城公園にちなんだ桜模様になっている。
村岡総本舗とのつながり
あきんこ：以前、私の父が定年退職をする際にお世話になった方々へ御礼をしたかったので、村岡総本舗さんに羊羹の詰め合わせを注文させてもらいました。その中に1つ1つメッセージカードを入れてほしいと依頼したところ、快く対応してくださったことをよく覚えています。お客様目線に立って親切に対応してくださって、心がほんのり温かくなりました。
私自身も仕事柄、出版社さんやクライアントさんへの御礼をすることが多く、その際にはいつも村岡総本舗さんのお菓子をお贈りしています。よくお贈りするのは「あるへいと」「一口羊羹の詰め合わせ」「おぎおんさん」。小分けにしてあって配りやすく、なおかつ手軽に食べられるというのがいいですよね。また、女性に贈ることが多いのでパッケージが可愛らしいのも大変喜んでいただけます。
商品や大きさ、価格帯も様々なのでちょっとした贈り物にも、目上の方へのきちんとした贈り物にも選びやすいですよ。贈り物だけではなく、自分が楽しむためにもよく購入します。次々に新商品が登場するのでいつ行っても飽きないですし、それぞれに上品で繊細な味わいが楽しめます。また、レトロな和風の感じのパッケージがどストライクでして。箱を取っておきたくなるんですよね。
あるへいと（25個入り）540円
肥前銘菓として今に残る有平糖です。千代結び、桜、蜜柑、楠、蛍の五種の味わいが楽しめます。
シベリア
こちらはバターカステラで餡をサンドしたものです。あきんこさんはこの六角形をしたレトロな箱が一番好きだそうです。
優しい色合いの和柄包装紙は、贈った人ももらった人も思わず嬉しくなってしまう可愛らしさです。
―――日々どのようなお仕事をされているのですか？
あきんこ：ファミリー向けのイラストを中心に、企業様のキャラクターなども手掛けています。意識しているのは〝イラストの個性が突出しておらず、親しみが持てるもの〟です。今年は小学生の道徳の教科書に加えて、生活科の教科書のイラストも描くことができました。ぜひ地元の小学校で使っていただけたら嬉しいな～と思っています。
―――羊羹の街「小城」のマスコットキャラクターについて教えてください。
あきんこ：小城市のマスコットキャラクターに関してはコンペで、広告代理店の方に声をかけていただいて作成し採用されたもです。桜、清水の滝、天山など自然豊かな小城らしさを取り入れて、皆さんに親しみを持ってもらえるよう意識しました。2019年には、毎年小城市のゆめぷらっと小城で開催されている「羊羹まつり」の前日に「ようかん右衛門・こい姫の生誕10周年祭」が行われ、小城市の方々に大変親しみを持っていただけているようです。県内外を問わず色々なイベントに参加しているので、見かけた際は応援をよろしくお願いします。
―――今後どのようなお仕事をしていきたいですか？
あきんこ：私は小城という土地に住んでいながら未だに羊羹自体のパッケージデザインに携わったことがございません。ぜひ何かの形でコラボレーションができたら嬉しいなと思っています。羊羹を主軸に置いた絵本なんかもいいですね。小さな子どもが手に取ってくれるような仕掛け絵本だったり布絵本だったり、羊羹を知ることができるだけでなく、親しみを持つことができるものを作れたらいいなとも思います。
今回は村岡総本舗のご愛用者であるフリーイラストレーター「あきんこ」さんをお招きしての対談でした。小さなころからいつも羊羹が身近にあったあきんこさんの、〝羊羹への愛〟や〝伝統への誇り〟が感じられました。皆様もぜひ誰かへの贈り物に、自分へのほんのちょっとのご褒美に、村岡総本舗の商品を手に取ってみてください。
あきんこさん、ありがとうございました。
小型小城羊羹の楽しみ方のご提案
宝尽くし羊羹
ルビーのような輝きを放つ赤色の羊羹は白あんを、黒色の羊羹は本練りの小豆あんを使用しています。この宝尽くし羊羹はイベント時にだけ作られる〝特別な羊羹〟なのです。
元々、小城市で最初にできた羊羹屋さんが作っていた宝尽くし羊羹。様々な模様が彫られた型に柔らかい羊羹を流し込んで固めるものです。
その型を作るだけで多くの費用がかかることもあって長年途絶えていたそう。その宝尽くし羊羹を村岡総本舗がこの度復刻させたのです！
模様は桜、松、竹、梅、鶴、亀、海老、鯛、宝珠、うちでの小槌の10種類。（1個375円）
一番下のシャリシャリとした食感と上品な甘さがほろ苦い珈琲にピッタリです。「こんな貴重なものが食べられるなんて夢のようです！」とあきんこさんも大変喜ばれていました。
バナナ羊羹
皮ごと食べられる高級な「神バナナ」と伝統製法の羊羹が出会った逸品です。
コクと風味。バナナの良いところがギュッと詰まった羊羹です。甘すぎずふんわりと鼻に抜けるバナナの香りが何とも心地が良い。こちらはぜひお抹茶と一緒にどうぞ。
驚くのは味だけではありません！ 黄色いパッケージを開けると顔を出す銀色の包み。矢印の部分から引っぱるだけで簡単に開けることができ、手が全く汚れないのです。
懐紙の上に出せばお皿を汚すことなく召し上がれます。
自分で開けて食べられるから子どもも大喜び！ 美味しい美味しいと続けて2本目も食べてしまうほどの食い付きようでした。
シベリア
〝しっとり系和菓子〟のシベリア。老舗百貨店の三越から「高級なシベリアを作ってほしい」との依頼を受け、コラボ商品として開発されました。2019年12月25日までは三越限定で販売されていましたが、現在は村岡総本舗各店で取り扱いが開始されています。
一般的にシベリアとは、羊羹または小豆の餡子をカステラに挟み込んだお菓子です。村岡総本舗のシベリアはしっとりとしたバターカステラで、これまたしっとりとした小豆あんがサンドされています。
ケイジャーダ
チーズと白あんを合わせた生感覚のチーズタルトです。ケイジャーダは、江戸時代にポルトガルから入ってきお菓子だそう。生地はサクッと、中はプルンとした食感がたまりませんよ！
バナナ萬頭
しっとりとした生地の中に、皮まで食べられる高級な「神バナナ」のパウダーを練り込んだ白あんが入っている商品です。
季節限定商品
YOKAN CHOCOLATE SAKURAOKA
村岡総本舗の美味しい羊羹をシンガポール産のビターチョコレートをコーティングした新しい伝統菓子です。
毎年10月から5月までの期間限定商品です。
白あんから作られる紅煉の羊羹と本煉の羊羹の2種類が楽しめます。
村岡総本舗〈羊羹〉を世界に発信
YOKAN COLLECTION 2019 in New York
2019年11月8日、9日にアメリカ・ニューヨークにて「YOKAN COLLECTION」が開催されました。日本を代表する全国の老舗羊羹メーカー14社が、パリ、シンガポールでの開催を経てニューヨークの地に足を踏み入れたのです。村岡総本舗からは村岡副社長と営業の江口さんの2名が参加しました。
羊羹に対するニューヨーカーの反応
もっとも評判が良かったのは「バナナ羊羹」だったそうです。ニューヨーカーが非常に健康志向であることや、バナナという誰もが知っている材料を使用していること、苦みを感じにくい白あんがベースであることなどが理由として挙げられるだろうと村岡副社長。
在ニューヨーク総領事館で行われたレセプションパーティーでは全国各地の有名和菓子屋の羊羹がディスプレイされ、多くの人々が試食を楽しみました。
2日間に渡るイベント内で副社長は羊羹セミナーを実施。
羊羹の歴史、原材料、パッケージの紹介。
伝統製法の羊羹を箱から出して切り分けて試食をしていただくという実演も行われました。
ミニセミナーの様子。1日目は日本人の参加者が、2日目はアメリカ人の参加が多かったそうです。
日本の伝統菓子である羊羹や日本の文化が、国内外を問わず広く浸透していくことを心から願っています。
| 名称 | 村岡総本舗 |
|---|---|
| 住所 | 小城市小城町861 |
| TEL | 0952-72-2131 |
| 営業時間 | 本店 8:00～20:00 羊羹資料館 8:00～17:00 |
|---|---|
| HP | |
| アクセス | 長崎自動車道 佐賀大和ICより車で約15分 |