ドラマのあるSWEETSを

パティスリーブレゾワ

 
プロローグ

開店から2年目を迎える可愛らしいお店、
パティスリー・ブレゾワは、
とても仲の良い ご夫婦が経営されている。
ご夫婦ともにパティシエで、プティガトーは ご主人、
ホールケーキは奥様と、毎日微笑ま しく
腕を競い合っていらっしゃる。
二人のモットーは平均点の取れるケーキ。
「どんなお客様に喜ばれるように、
お客様の無理難題をなるべく受けます。」とご主人。
すかさず奥様が「そがんことばかり言って、
できんかったらどがんすっとね!?」
なんとも可愛らしく仲睦まじい様子だが、
お二人には乗り越えてきた大きな壁があった。
よく奥様はそんな状態を頑張って耐え抜き、
またご主人も奥様 のお期待に見事に応えてきましたね?
と思わず称賛してしまったほどだ。
つまり二人は硬い絆で結ばれている、ということだ。
それでは、そんなお二人の「ドラマのある話」をお聞かせします。

 

 

お二人の出会い

パティシエの江口オーナーが、
葉子さんに出会った のは佐賀市内のケーキ屋さんに就職したとき、
22 歳の頃だった。
ほどなくして交際が始まり、やがて ご結婚へと発展した。
何だか絵に描いたような展開 だ。
しかし、江口さんには将来に対する夢や不安の 両方を感じていた。
だからついに、31歳にしてフ ランスでの修業を決心した。
葉子さんに「不安はなかったですか?」と聞くと、
「ありませんでした。それよりも帰ってきてからのことのほうが楽しみでしたね。」
さて江口さんが移り住んだのは、フランスはロワール地方のブロアという町。
フランスでMOF(人間国宝のような称号)を受勲したエリックの門下生となり、
世界トップレベルのパティシエからその技を伝授される。
また学校では製菓理論など体系的な勉強もした。
休日の度にパリまで、ひたすらケーキを食べに出向いたりもした。
学生とはいえど、フランスでは働きながら学校に通うのは当たり前、
街中のレストランで朝6時から働いた。
しかしビザの関係で稼げるお金の上限は月6万円程度、
決して楽じゃない生活の中で、必死で勉強しついに卒業するに至ったのだ。

帰国後

帰国後、ご夫婦はご主人が留学に旅立つにあたって二人で建てた目標を実行するための行動を始めた。
そう、二人のお店を開店すること。
二人が一番楽しみにしていた夢をついに叶える日がやってきたのだ。
離れ離れになる寂しさや一人でいることの心細さ、互いにいろいろとご苦労もあったろうがそれらを乗り越えて二人は夢を叶え、また互いの手を取り合いともに生きていく生活が始まった。
しかし以前と一番違うことは、自分たちのお店で自分たちの好きな作品を好きなように作っていくことだ。
最後に江口さんに今後の夢について尋ねてみた。
江口さんは「今後はコンテストなどにチャレンジしてみたいですね。」と、無邪気に目を輝かせて教えてくれた。

 

 

住所

佐賀県佐賀市開成5丁目4-11

電話

 0952-97-9493

営業時間

10:00~19:30

定休日

火曜日定休日

駐車場

有り 4台

アクセス

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