鹿島でマチブラ、しちゃいました！
Part２

 一丁一心

スカイロード商店街の入り口にあり、場所はとても分かりやすい。昼時分には女性客で店内は溢れかえり、予約が必要な人気店だ。​蔵造風デザインのお店は、ちょっとした懐かしさを与えてくれながら落ち着いた客席で、料理を待つのも楽しい気分にさせてくれる。豆乳鍋の豚しゃぶ小鍋がついたお任せ膳は小鉢一品にも丁寧さがあり、きめ細やかな味わいを楽しめる。それは、元となる原料の大豆を大事にしているのだろうと容易に想像できる。なぜなら、つきだしに出されたほんのり温かいお豆腐の味が少しの甘さを持っていて、かつ、大豆の味がしっかりとしているし、そのだしに使われている醤油が何とも言えないキモチ良さを口の中で演出しているからだ。もしかしたら、この料理だけで満足すらしてしまうかもしれないと思ったほどで、この後の料理にも期待が膨らむ。その期待はけっして裏切られることはなかった。食が残してくれるイメージは、包括的にその町の印象を向上させてくれるがこのお店は確実に、この町にもう一度来たい、と思わせてくれる。

菓子工房
ひのでや本店

佐賀和牛ミートパイで日本の頂点を狙う社長​実際、この商品には恐ろしくコストと手間がかかっていると思う。​それは食べたときにすべて納得できる、だってすごく美味しいから。素材はすべて地元産を使用。お肉だけじゃない美味さがパイ生地からすでに作られている。レンコンで噛み締めたときの微妙な歯ごたえを演出し、玉ねぎが肉汁と相まった複雑な甘みを押し出す。パイに最適なすね肉のみを使用し粗びきミンチにしている。１個４００円となかなかの値段だが、一度食べると値段以上の価値を認めざるを得ない。​また、今夏、トマトパイを新発売することになった。６月、東京伊勢丹の佐賀フェアでお披露目される。１個３００円。この価格は本店店頭のみの価格。ちなみに、人気のキノコパイは鶏むね肉・きのこ・玉ねぎをふんだんに使った無添加のネイチャーメイド。１個４００円。どれも一口の価値あり。鹿島はなかなか奥が深い。