きっかけは「X Japanのhideに近づきたかったから。」
 

「X Japanのhideに近づきたかったから。」と答えられた時には意外すぎて驚いた。
ヘアスタイリストというとイメージ的には孤高の天才。
常に独創性を追い求め自分の世界を漂っている印象だったが、この人の場合、きっかけはとてもミーハーで可愛らしい。
しかし、スタイリストの全国大会約1400人の内、代表ファイナリストわずか16名に選ばれた実力は、もはや業界の誰もが憧れるステイタスで、彼そのものがhIdeと同じ立場にいるといっても過言ではない。
 

スタイリストの修業は終わらない

通常、スタイリストが一人前になれるまでにはおおよそ4年ほど要するそうで、根性のない若者は途中でどんどん脱落していく。
乗り越えたものはさらなる高みを目指し決してその修業は終わらないという。
その修業とは自分が勉強することでお客様に提案することを広げていくというもので、同時に挑戦とも呼べる。
最近ではこの挑戦というものにチャレンジする若者がめっきり減ったらしい。
だから向上心を持てる若者を増やしたいという願望がある。
対談した本誌の編集長・KENTOも同様の考えを持つ。
「何が起こるかわからない、未来は未知数だから努力することを忘れない気持ちが大事だ。」と語った。
 

佐賀だからこそできることもやまほどある！

さらに「東京だからできるわけじゃない。佐賀だからこそできることもやまほどある！常に勉強していろんな知識を持っておく必要がある。」ともいう。
彼は東京から佐賀に帰郷して2年、常々佐賀をもともっと楽しくしたいと意欲を持っている。
こんな二人の対談は大いに盛り上がり、いつまでも終わりが見えそうにもないほどだった。
この佐賀の街には、少なくともこの時点では熱き血を持つ若者が最低二人いることが分かった。これからこのコーナーで更なる活躍者に出会えることを期待したい。最後に二人の凄く爽やかなハイタッチが印象的だった。