次世代のリーダー

編集長ケントの対談コラム
佐賀県を各地でリードし活躍する気鋭の人々の活動の様子などをご紹介するサイト。


奥園淑子さん
YOSHIKO OKUZONO
よしこちゃんの畑代表/モデル

全国が注目する農業女子。日本の未来を担う人。
背が高くスタイルの良い、ニコニコと笑顔の可愛い女性。それが第一印象だった。しかしそれとは裏腹に彼女には、農業の未来、自分の理想に対して内に秘めた熱い情熱があった。お話を伺っていく内に、彼女の心に秘めた思いに感動し、どうしてこの道に進もうと思ったのか、非常に妙味が湧いてきた。また、自分の意見を話される時の真っ直ぐな目力に、彼女の農業に対する固い決意を感じた。

ご経歴。
奥園さんは、高校生の頃からモデルになる夢を持っていた。大学時代を福岡で過ごす中、モデルオーディションに数社トライ、念願叶い2社に合格。ファション誌やテレビCM、ビューティーショーモデルとしての活動を経験した。同時に社会や人の役に立つ仕事をしたいと願っていて、心理カウンセラーや福祉に興味があったから、卒業後、福祉関係の会社に就職した。そこでも貴重な経験を得て2年前、福岡から郷里に戻ってきた。これからの佐賀の将来を何らかの形で盛り上げ地元の皆さんに喜んでもらえることがしたいと思ったのが理由の一つ。また、脱サラして始めたお父さんのグリーンアスパラの栽培を助けたい気持ちもまたひとつ。今では、ご両親がお元気な内にアスパラ栽培のノウハウを伝授してもらいたいと強く願い、精力的に農業女子活動にいそしんでいる毎日だ。

アスパラのお漬物、人気商品を開発。



グリーンアスパラは、茹でて良し炒めて良し。食材としては人気のある野菜の一つだろう。しかし、奥園さんは他にもアスパラの美味しい食べ方がないだろうかと模索し、お漬物として売り出すことに成功した。奥園さんご自身の売り出し文句を引用すると、「お子様から、おじいちゃんおばあちゃんまで・・・料理の一品、お酒のおつまみ・・・家族みんなで食べて欲しい!!!そんな想いから4種類の味が生まれました。」と書かれてある。バリエーションは、浅漬け・キムチ・甘醬油漬け・甘辛漬け。特にキムチなどは、豚キムチ炒めにすると、もう絶品なのだという。アスパラのシャキシャキとした歯応え、瑞々しい爽やかな味わいに、キムチと豚肉が合わされば、ご飯が進むこと間違いないだろうと想像するだけでおなかが減ってきた。

 
※お漬物へのお問合せは、下記連絡先、もしくは、フェイスブックよりお願いいたします。畑で作業中の場合、直ぐにご返信できない事もありますので、予めご了承ください。
農業を始めて、今、感じることは。
初めは農業には魅力を感じられず、少し恥ずかしい気持ちがあった。 しかし福岡でモデル活動をやりながら、徐々にご両親に対するリスペクトの気持ちも加わり、農業がいかにカッコイイ職業なのか気付かされたという。また、福祉関係の会社に就職し、知的障害を持つ子どもたちと一緒に農作業をした時に、彼らの時折見せる純粋な笑顔を通して、農業の素晴らしさを再認識できたとのこと。 実際にやってみないと分からない苦労や奥深さもだんだん分かってきて、今ではとっても楽しいと答えてくれた。

 
農業の未来にかける想い。
同年代の方々にも、農業の素晴らしさをもっと知ってほしいと感じている。また、モデルという活動も同時に継続する中で、例えば、機能性抜群なオシャレな農作業ウェアーのファッションショーなどを行うことで農業に対する魅力や興味を促し、後継者を増やしたい。 「将来の夢は、農業と福祉の連携です。」と力強くも可愛らしい表情が印象的だった。

■KENTO編集長の所感
ファッションという見地から、農業を盛り上げる一役を担いたい。

 奥園さんと話をしていると、その超ポジティブシンキングに話す姿勢に引き込まれました。
 農業の後継者問題にも危機感を示す奥園さん。
佐賀の農業に従事する者、誰もが関わる問題を福祉との連携で解消したいと熱く語る姿勢に感動しました。
 私はファッションという視点で奥園さんと何か連携できないかと思い、作業着を若者が受け入れやすいオシャレなファッションにするのはどうかと提案しました。
 安全性、機能性を備えた上でそういう農業に対するイメージを少しずつ変えていくことは大切です!と賛同してくれました。
 ファッションと農業…一見全然関係ない分野ですが、今の時代は関わりがないという分野はないと感じています。
 ぜひ今後一緒に地域を盛り上げていけたら良いと思います。
店名

よしこちゃんの畑

住所

神埼市神埼町田道ヶ里1963-2

TEL

0952-52-0189

090-5084-2381

電話受付

10:00~17:00

定休日

不定休

HP

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