出会った当時は、言葉の壁が立ちはだかり、二人で本を見ながら指差しでコミュニケーションを取っていたいたんだそう。そのうち徐々に意思の疎通が出来るようになり、2ヶ国語を混ぜながら話をするようになった。お互いに意見を押し付けることもなく、和気あいあい。気を遣わず、一緒にいて居心地が良かったことが惹かれ合った一番の理由だそうだ。さて、店を開店させるにあたりご夫婦で九州中、自分たちのこだわりや条件と合うところを探したそうだ。よくぞ佐賀を選んでくれた！とお礼を言いたい。やはり国際結婚する人は、行動力もスケールがでかい。
とは言え、開店にあたり不安はなかったのかを尋ねると、インドカレー自体が佐賀にあまり浸透していなかったし、インドカレーのお店が少なかったから不安はあった。しかし、逆に「なかった」のが功を奏したそうだ。お客さんが安定して増え始めたと感じたのが開店から半年後のこと。本格的で美味しいインドカレーはすぐに佐賀の人々の胃袋を掴んだというわけだ。ところで、こちらの一番のおすすめはなんといってもバターチキンカレー。オーナーさんからのメッセージは「絶品のバターチキンを食べに来て！基本がまったく辛くないし、辛さ調節できるよ。小さい子供さんからお年寄りまで気軽に楽しめるし、絶対に手は抜きません！」と片言風の日本語で頂いた。しかし、取材の質問内容は全部ちゃんとわかっていたようで、日本語もバッチリのオモシロいオーナーさんだった。