2018.7月号
ナビゲーター/YUKIKO & MAYUKO

水田屋四代目 水田常夫社長



創業は明治22年、来年130年を迎える老舗名店・水田屋は、常夫社長が4代目を後継しておよそ13年となる。かつて、常夫社長が後を継ぐ時、心には不安感より「そのうち必ず継がなきゃいけない。」というある種の決意を持っていたそうだ。社長に、このお店の人気商品は?と尋ねてみた。
「一押しの商品は、やっぱり最中。古臭い感じがするし、お年寄りの食べ物というイメージもあるから、若い人向けの最中というのも今後考案できればと考えています。そういう意味で、最中もまだまだ伸びしろのある商品だと期待しています。」その人気の最中、皮は昔ながらのままだが、あんこはほぼ毎日社長が練っている。ただ甘かった創業当時のものとは全く味が違うそうだ。それについても社長はこう続けた。

「和菓子っていうのは、ヘルシーなお菓子です。砂糖と脂が一緒になると太りやすいが、和菓子は油脂を使っていないのですよ。それにも増して、甘いものってのは心のよりどころというか安心を与えるものだと思います。だから、近くにお菓子屋さんがあるということは、平和な世界の象徴だとも思います。僕らが存在するっていうのは平和な証拠なんですね。甘いものってのは、健康面で語れば悪者扱いされがちだけど、心のオアシスなんです。適度にお菓子を召し上がってもらって、心身ともにリフレッシュしてもらえれたらいいですね。心がほっとする程度にね。」と笑顔を見せてくれたのが印象的だった。
ただ、最後に社長が真顔で語ったことは、変わりゆく時代への挑戦に対する決意だった。「昔は、甘ければ甘い方が人気があったそうだが、今は違う。昔の発想から飛び出さなきゃいけないし、よそとは違うことをしなきゃ生き残っていくことが難しい時代だ。だから、伝統や概念は壊していかなきゃ発展できない。失敗はするものだ。恐れずにチャレンジするしかない。」地域に愛され続けて130年、水田社長の益々の奮闘を応援する。

おすすめ商品の紹介



ふくらすずめ最中15個入り 3,132円
  • やっぱり水田屋と言えば「ふくらすずめ最中」ですよね!! 社長があんこを練り始めて20年が経つそうだ。社長をはじめ、水田屋で働くスタッフ全員が誇りとして作り続ける至極の味わいだ。

晩柑と紅茶を使ったパウンドケーキ「晩柑の想い」とふくらすずめ最中のセットも人気の商品だ。

極上ゼリー 135円
  • フルーツをゼリーに閉じ込めた夏らしい一品。

チーズスティック 162円
  • クリームチーズたっぷりの濃厚なチーズケーキ。

ニコりんご 162円
  • 甘酸っぱいリンゴのジュレが中に入っていてさっぱりした味わい。

クレメンティンマドレーヌ 216円
  • 太良みかん「クレメンティン」を使ったマドレーヌ。

アップルパイ 216円
  • アーモンドプードルをパイで包み、リンゴのコンポートをトッピング。

社長おススメの商品を試食させてもらいました!

すずめ最中はパリパリの皮にあんこがたっぷり。あんこは社長自ら練って作るんだって。

これからの暑い季節にピッタリのパフェも登場! 白天使にはすずめ最中がトッピングされており、コーンフレークの代わりに最中の皮が入ってるよ。

風のしらべ 1,080円

水田屋の銘菓の詰め合わせは贈り物に最適!

シフォンケーキ各種 1,080円

ミルフィーユフロランタン 162円

バタどら 162円

お店の様子



オススメの商品やこの季節ならではの商品がお店の真ん中に陳列してあるよ。

和菓子屋さんだと思ってたけど焼き菓子もたくさんあるんだね。

種類が豊富でどれにしようか迷っちゃう!
名称

水田屋

住所

鳥栖市本町1-970

TEL

0942-82-2071

営業時間

9:00~18:00

定休日

年中無休

駐車場

3台

HP

☞ 水田屋ホームページ

アクセス

JR鳥栖駅よ徒歩約5分

鳥栖ICより車で約10分