編集長KENTOの対談コラム


次世代のリーダー


世界の人々の役に立ちたい

そんな熱い気持ちで活動している佐賀のリーダー


正直言って、驚いた。そして感動した。佐賀を拠点に世界でこのような活動をしている団体があることを知らなかったから。ここで働いているこのお二人の心に持つ世界の人々へのやさしい気持ちと、ご自分がやりたいと思うことに対する情熱や行動は、とても真似できないと思った。そして、そんな活動は国をも動かしているのだ。世界、特にアジアを旅した時、日本人は現地の人々から暖かく歓迎されることが多いと思う。それは、この団体のように人々をサポートし未来発展に協力する日本人が頑張っているからなのだと実感した。このお二人もそんな日本人だ。物腰柔らかい丁寧な話し方や笑顔の裏側に迫ってみた。

山路健造さん
タイ・スリランカ担当/奨学金事業担当
山路さんは大分市出身の33歳。国際系の大学を卒業後、新聞社に入社。記者としての社会人生活をスタートした。当時から地球市民の会のことを記事で取り上げることもしばしばあり、存在や活動内容は知っていた。本来、世界を相手に活躍したいという思いがあった山路さんは、この活動内容に魅力を感じ興味を持っていたそうだ。また当時の事務局長さんからも「伝える側より、国際協力にプレーヤーとしてかかわりたいんだろ?」などとお誘いの声も掛けられていたらしい。同時に山路さん自身も、“新聞記者という職業は向いていないのでは?”という意識を持っていたという。そんな葛藤が続く日々、山路さんは“やりたいことをやりたい”と一念発起し、青年海外協力隊に応募し採用された。その後2年間、フィリピンのとある町の役場でコミュニティ開発業務や有機農業に携わった。任期終了間際、帰国するにあたり地球市民の会の求人に応募し採用され、今に至る。「新聞記者の職に未練はなかったのですか?」と素朴な疑問を山路さんに尋ねてみた。
「給料は半分ほどになってしまったけれど、自分のやりたいことをやって人々に喜んでもらえるのだから、こんなに幸せなことはありませんよ! 今後は、多くの企業とタイアップして、タイの子供たちが日本で働いていけるような仕組みなどを作っていきたい、と思っています。」
こんなにも献身的になれるやりがいを見つけ没頭できる山路さんに、いささかの羨望感をおぼえたが、尊敬の念に堪えない。
神崎涼子さん
ミャンマー担当
やはり世界は若者を成長させてくれる大舞台なのだろうか。神崎さんは大阪出身で23歳。東南アジアやアフリカ諸国をバックパッカーとして旅した経験を持つ。日本でアルバイトをして旅費を貯め旅をする、そんな生活を過ごしてきたという、見かけからは想像もできないタフな精神の持ち主だ。高校は進学校で、関西でも有名な大学にも入学した。しかし、大学で学ぶことの意義を見出せず、フィリピンのワークキャンプに参加して2週間を過ごした。そこで神崎さんの世界観はがらりと変わってしまった。自分の生きがいとしてやりたい!と思う分野を見つけたのだ。ゆえにその後大学を中退し、バックパッカーとして世界を旅する生活が始まったのだが、中でも驚くべきは、ミャンマーに初めて彼女が訪れた時、その町並みと雰囲気にたいそう惚れ込んでしまったということ。惚れ込みすぎて言葉を覚えようと、現地の大学に入学して2年間みっちりと勉強した。その甲斐あって、ミャンマー語はネイティヴレベル。さらにスゴイのは、日系企業でバイトをし、翻訳のみならずミャンマー語検定の考案者として活躍をした経歴を持つことだ。何というバイタリティーだろう。そして帰国するにあたり、フェイスブックで人員募集をしていた地球市民の会に応募し採用となったことで、現在は佐賀本部に在籍中だ。とはいえ23歳の神崎さん。「竹野内 豊や堤 真一といったオジサマが好みです。」と、見せてくれた笑顔が可愛らしく印象的だった。

人々に幸せを届けたい
NPO法人地球市民の会
国際交流と地域おこし。この会社の事業を象徴するキーワードだ。しかし、その活動の幅は国内にとどまらず、国際社会を相手に活躍している。設立は1983年で実に30年以上の実績を持つ。「ほかの人の幸せを自分の幸せと考えられる人=地球市民を増やしていくこと。」が全体のテーマである。
写真はミャンマーやタイでの奨学金事業の様子で、国外活動の基盤となっているのは日本のODAと「さとおや」さんたちからの寄付など。
発展途上国における生活向上のための設備作りなど様々な企画を実施している。佐賀を本部に日本各地にネットワークを持ち、ミャンマーの事業では「循環型共生社会の創造」というテーマを掲げ地道に活動しているスゴイ団体なのだ。
編集長も世界を飛び回りいろんな場所を見てきたが、このような活動の実態について詳しく教えていただき感動しっぱなしのインタビューとなった。
KENTO編集長の所感

山路さんと神崎さんのお二人とお会いするのは今回が初めてですが、お二人の経緯と佐賀にいる理由を聞いていくと“こんな熱い人が佐賀にいたのか!”と誇らしくなりました。
山路さんは自分の意志を強く持ち、新聞記者を辞めて今の活動をされている方。話を聞いていくと、世界のどこででも生きていけそうなバイタリティを持たれています。あのフィリピンのバロットが大好物というので、少し変人ですね(笑)。神崎さんに至っては、大阪出身の23歳。正直こんなにしっかりした23歳に私は会ったことありません。経験も豊富で、ミャンマー語というマイナー言語を操り、今後世界にインパクトを与える次世代のリーダーだと言えます!
また今回お二人が所属されている地球市民の会の活動内容を詳しくお聞きしましたが、正直驚くものばかりでした。この佐賀から世界を相手に果敢に挑戦する姿に勇気をもらいました。気になる方は、ぜひ活動内容をご覧ください♪ ありがとうございました!

店名

地球市民の会

住所

佐賀市高木町3-10

TEL

0952-24-3334

営業時間

9:00~17:30

駐車場

10台

HP

地球市民の会