田園のSWEETS
市長さんが見込んだ腕前
アップルパイを売り出し中
デタント=緊張緩和
=くつろぎの時間
パティシエ・相森真一さんの作った世界
素朴な風景の中にオシャレな間口を構えた一軒のお店。何のお店だろうと考えながら近づくと、ほどよい広さのテラス席があり座り心地のよさそうなソファーがある。「お好きな方はどうぞ」と案内された隣にはアイスコーヒーのサービスがあるから少し飲んでみた。酸味と苦みのちょうどよい味わいだ。風も爽やかでなんだか最初の緊張は解けていた。店の前まで移動し、その雰囲気の優しい感じを確認できたから店に入る。なんだ、ケーキ屋さんじゃないか。しかもおいしそうだ。イチゴがたくさん敷かれたプリンらしきプチガトーはすごく興味を惹かれた。そうなるともう気分は買うことしかない。決して押し付けない感じの良いお店とその店員さん。そしてパティシエの笑顔に癒されながら、好きな物をいくつか選んだ。アンバーな温かい色合いの店内は、農機具小屋を全面的に改装して作ったらしい。奥行きが広く工房としては十分なスペースだ。
「毎日毎日ケーキばかりで退屈したり飽きたりしないですか?」と変な質問。
「つらいと思ったことは全然ないですよ。むしろ新作にリピーター客がついたり、思わず良い生地が焼きあがった時すごく嬉しいですね。」
なるほど真の職人さんとはこういうものかもしれないなと思う。パティシエと店員さん達の声を背中で聞きながら気分よく店を出た。
鍋焼きぷりん510円
あんにんどうふ340円
ブルーベリーのタルト360円
りんごパイ200円
パティシエの職歴
高校を卒業後、専門学校入学
在学時の19~20歳の時に、フランスへ留学
帰国し東京・駒沢のパティスリーで6年間修業
※この時、奥様と出会ったことがきっかけで後にご結婚
その後1年間大分でも学ぶ
28歳の時地元に戻り、独立開業を果たす
9月6日で9年目を迎えた
独立のきっかけは、当時の武雄の樋渡市長が相森シェフの作ったレモングラスジャムを食べた時大いに感動し強く開業を勧めたこと。その熱の入れようは、翌日、市長の手配で早速工務店の方が挨拶に来たほどだった。
今後は、同世代の若者の心に響く商品づくりを目指し精進することが目標だそうだ。
このタペストリーが目印
売り出し中の、抹茶フローズン270円はとても濃厚
こんな風に積まれると思わず食べたい。こいにシュー160円
元乳の生産地にもこだわった甘すぎないけど絶品生クリーム。生クリームデコレーション(15cm)2700円
素晴らしいプチガトーの数々。ティラミス350円
これができればパティシエとしては即戦力、しかし難しい
国道から曲がればすぐ左側!
ともすると見落としがちだが、こんな店構えなのでお気軽に。
住所・連絡先 | 武雄市朝日町大字甘久1444-2 電話 : 0954-23-3035 |
---|---|
営業時間 | 10:00~19:00 |
定休日 | 月曜日(祝日の場合は翌日) |
電車でお越しの方へ | 佐世保線(高橋駅)出口から徒歩約4分 |
車でお越しの方へ | 武雄北方ICから6分(県道24号線 武雄自動車学校前交差点右折) |
ホームページ |