第5回放送
佐賀出身の人気ソムリエが教えてくれるワイン講座

ソムリンTV
簡単に楽しむワインあれこれ講座

佐賀出身のソムリエが教えてくれる意外と知らないワインのあれこれ

Domaine Bouchon  ドメーヌ ブション 代表 浦川 哲矢

ワイン情報 : ソムリン  

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「新常識?!カキに高いシャブリはやめときましょう!」

どもソムリエのテツヤです。さて、タイトルから意味不明な方が多いと思います。
まず、「シャブリ」ってなんだよ?はい皆さんの心の声が聞こえます。
シャブリとはフランスのブルゴーニュ地方の北にある地区の名前です。
その地区のワインは非常に酸味とミネラルが強いワインが作られます。
何故か?それは土地が関係してきます。
シャブリ地区の土壌は「キメリジャン」といって石灰粘土質で貝殻と粘土が合わさった岩がゴロゴロ。アンモナイトの化石なんて全く珍しくない土地です。そんな土地で造られるワインは非常に「酸っぱい!」。でも・・・・。
ワインの醸造と栽培技術の技術の発達と、トレンド、温暖化により、ワインの風味は果実の豊かな香りを全面に出すようなりました。これやっちゃうとカキには合わなくなっちゃいます。そりゃもう生臭くなる。特に11万くらいするシャブリなんか合わせたときにはもう最悪でしょうね。じゃあ、どうするのか?大事なのは「カキの旨味に負けないワインで、酸を感じられるものを探す!」
酸にも色んな酸がありますが、これはやめときます。皆さん読みたくなくなるのでw
 

オススメのワインとしては

・ロワールのミュスカデ
・シャブリの激安の超酸っぱいもの
 
そして今回の旨味とミネラル、酸のノッたアルザスのピノ・ブラン(一応アルザスでは辛口に分類されます)
このワインたちを焼きカキの上に垂らして、少し一緒に火を入れて食べるのもまた最高ですね!因みに私は生牡蠣にウイスキーのボウモワで合わせることもあります。佐賀のカキは非常に味わい深くて旨い!
ぜひ、今回のシュルンバジェのピノ・ブランで合わせて貰いたいですね。