2018.8月号
ナビゲーター/AYANO & YOKO

伊万里牛ステーキ専門店
伊萬里亭



伊万里市は大川内山の麓。民家を改築して営業している伊萬里亭さん。味のある暖簾と木の看板。口コミ人気のお店をリポートします。

ご覧のように外見は普通のお家。

お店の周辺には、小川が流れ美しい田園風景。

オーナー 福田さん



福田さんは、笑顔がとても朗らかでとっても元気な70歳。 何故そんなにお元気なのですか?と尋ねると、「仕事をしてるからだと思う。人と接したり、仕込みのことを頭の中でぐるぐる考えてるからね。認知症にならんように長く仕事は続けたいなと思っている。続けることが元気の源。生涯現役!」と、これまた高笑いだ!  さて、伊萬里亭の歴史についても少しご紹介。
昭和45年にオープンして以来、48年続いている。この場所に移転して10年になるそうだ。開店当時は、喫茶店でカレーやスパゲティなどの軽食を出していた。徐々にランチやステーキを出すようになったそうだ。その後、伊万里牛のステーキが売り出されたタイミングでステーキ専門店にしようと早30年。お肉の美味しさはもとより、焼き加減やソースに高評なのが伊萬里亭だ。「お肉を焼くのって難しいのでは?」と聞くと、「そう!伊万里牛は焼き加減が本当に難しかもんね。チョットしたら、す~ぐ焦げてしまいますもんねぇ。」と言いつつも、さすがにベテランさん。ステーキ肉一枚一枚の状態を瞬時に把握し、美味しく調理してくれる。

また、ランチのセットでもう一つ大人気なのがハンバーグ。昔ながらのやり方で味付けしている、まさにおふくろの味。手ごねのボリューム感たっぷり国産牛ハンバーグは、ナイフを入れた途端、肉汁が溢れ美味しい香りが立ち昇る。頬張ると独特の食感と味わいが花開き、誰もが美味しい笑顔に包まれる。 さらに、ランチセットのカボチャスープがなんとも濃厚で奥深い。なめらかな口当たりはまるでビロードのよう。大地の恵みに溢れた幸せが口いっぱいに広がる感じだ。 小鉢も3 品あって、これがまたなんともおふくろの味。これだけでも嬉しくなっちゃう。 福田さんは、インタビューを受けながら昔を振り返り少し目を細めながらこう言われた。 「苦難を乗り越えられたからこそ、ここまで続けてこれた。」と。 ますますお元気で、皆さんに幸せの味を作り続けて頂きたいと願う。

ボリューム満点のお料理の紹介



左のセットは伊万里牛のステーキセット。右はハンバーグセット。いずれもボリューミー♪

伊万里牛ステーキ定食 3,300円
  • スープ・小鉢3種・ご飯・デザート・コーヒー付き

伊万里牛の柔らかさと絶妙な焼き加減に感動のAYANO。

特製のステーキソースをかけて召し上がれ。

ハンバーグ定食 1,300円
  • 創業以来変わらぬ味。スープ・小鉢3種・ご飯・デザート・コーヒー付き

おふくろの味を思い出すハンバーグ。食べる手が止まらないYOKO。

溢れる肉汁!たまりません~!

素敵な笑顔の女将さん。温かい接客で常連さんの心を掴んで離さない。

伊万里牛カレー定食 1,300円
  • 伊万里牛の旨味がぎっしり詰まったカレー。

カレーが大好きなAYANOは、「ぷは~!たまらん!」と愛でるようにカレーを見つめている。

家庭料理を思わせる季節感満載の小鉢が3種類と、自家製のごどうふ。全て女将さんの手作りだ。

カボチャのスープは出汁が効いていてこれまた絶品!上に乗っているビスケットの食感も面白い!

この日のデザートは、ほんのり甘く爽やかなリンゴのゼリー。

店内の様子



落ち着いた雰囲気の玄関。実家に帰ってきたような気分にさせてくれる。

伊万里牛の認定プレート。

広々としたテーブル席。

赤を基調としたテーブルクロスと伊万里焼の器が可愛らしさと優雅さを創り出す。

窓から差し込む木漏れ日。そこから見える山々と田んぼの景色も風情を感じる。

日本らしい床の間と障子。ご年配の方にも喜ばれそうな落ち着いた雰囲気だ。
名称

民家レストラン 伊萬里亭

住所

伊万里市大川内町丙390-2

TEL

0955-22-3953

営業時間

11:30~14:30(L.O)

定休日

火曜

席数

24席

駐車場

6台

HP

☞ 伊萬里亭ホームページ

アクセス

JR伊万里駅より車で約10分