2018.8月号
ナビゲーター/MAKI & MOMOKO & YURIE

癒し溢れる和カフェ
Tea & Space 基幸庵


昭和48年、唐津の中央商店街で結納関係のお店から始まった「基幸庵」。結納というワードから、「幸せの基」になるようにと名付けられた。カフェのスタイルになったのは平成19年。現在の場所に移転し、民芸品のギャラリーとカフェが併設したスタイルとなったそうだ。ここで楽しめるのは和スウィーツ。程よい甘さの自家製あんこや抹茶などを使ったスウィーツが種類豊富に揃えてある。また、木のぬくもりと、どこか懐かしささえ感じるお店の雰囲気は忙しい毎日を忘れさせてくれそうだ。


ぜひ一度、足を運んでみてほしい。

玄関には焼き物がズラリ!

軒先の「氷」の文字が涼しげだね。

入口の大皿がお店の雰囲気を作っている。

オーナー 伊東青磁さん


温和で上品な趣の伊東さん。現在、お母様の跡を継ぎ、平成19年にカフェスタイルのこのお店を開店された 。民芸協会の会員でもある伊東さんは、店内をギャラリーとして楽しめるようにもしていて、全国各地の様々な民芸品や雑貨を取り揃えている。もちろん購入も可能だ。中には沖縄の焼き物など珍しいものもあり、品々を見るだけでも楽しいお店。またお店の造りは、木造の伝統工法で骨組みには釘ぞ使わない建築様式。伊東さんは「家は最大の工芸品」と考え、左官職人による土壁もこの建物の魅力の一つという。そんなこだわりから、店内はやさしさのある落ち着いた雰囲気が醸し出されている。とても居心地がよい。伊東さんの更なるこだわりはカフェメニュー。ぜんざいに使われている器は漆の合鹿椀(ごうろくわん)。実は、この器を使いたくてそれに合ったメニューは何か?と考えた末に、ぜんざいに辿り着いたそうだ。


確かに、やや大きめの渋いお椀に、品よく焦げ目のついた大きなお餅のコントラストがすごくマッチしている。といった具合に、随所に渡りセンスがいいと感じた。唐津城にほど近く、立ち寄りやすい場所にある基幸庵さん。唐津に来たら是非ともお立ち寄りくださいね。

人気の和スイーツをご紹介



大納言小豆を炊いて作った自家製のあんこや、抹茶、黒蜜などを使った、和を基調とするスウィーツが目白押し!今日はそんな中からおすすめの4品をご紹介しちゃいます!

基幸庵風あんみつパフェ 780円
  • 宇治抹茶の寒天、あずき、白玉、アイス、麩焼きせんべいが乗ったパフェ。黒蜜をかけてどうぞ。

パフェを前に「早く食べた~い♡」と笑みを浮かべるMAKIちゃん。

黒蜜きなこアイスお抹茶添え 780円
  • アイスにたっぷりきなこをまぶし、自家製黒蜜をかけていただきます。抹茶の程よい苦みと相性抜群。

この暑い季節に、冷たくて甘くて、しかも和を感じられるなんて最高だね!

ぜんざい(ほうじ茶添え) 680円
  • 漆の器と香ばしい焼き餅がインパクト大!夏場は冷しぜんざいもあるよ。

程よい甘さで全くくどくなく、MOMOKOはペロッと完食しちゃいました♪

珈琲と和生菓子の盆 650円

  • 創業時から厳木の和菓子屋さんから仕入れる生菓子。コーヒーはネパールの有機農法で作られた豆を使用。

※季節により和生菓子は変わります。


お店の様子



くつろげる空間だから、のんびり1人で来るのも、お友達やカップルで来るのもいいね!

入口を入ると左手に民芸品や雑貨のコーナー、右手にカフェがあるよ。

民芸の会に所属しているオーナーさんがセレクトした作品がズラリ。

ここには唐津焼の焼物はほとんどないらしい。

博多水引で作られた可愛いピアスやイヤリングは和装する時に重宝しそう♪  

男性用の下駄もあったよ!浴衣の男性って想像しただけでかっこいい!

宇治抹茶や茶せんも販売されている。

お茶の席には必要不可欠な懐紙や、お香もたくさん♪

佐賀で見ることは珍しい、南部鉄器も置いてある。

茶筒やガラスのコップも置いてある。

こちらは白磁の茶セット。

赤が美しい御厨ガラスの食器もある。
名称

tea & space 基幸庵

住所

唐津市東唐津1丁目9-21

TEL

0955-72-8188

営業時間

11:00~19:00

定休日

火曜

駐車場

11台

アクセス

唐津ICより車で約10分

JR東唐津駅より徒歩約20分