2018.8月号
ナビゲーター/HITOMI & YUKIKO
紅茶と音楽で過ごす
優雅なひと時のすすめ
ウェッジウッドのバタフライブルームのティーポッドから注がれる紅茶から心地良い香りが広がる。
ここは、神埼市の住宅街。ひっそりと佇むようにこのお店は開店中だ。
室内の調度品、どれをとっても品が良い。
店内の様子
店内はアンティークの家具がたくさん。なんだか日本じゃないみたい。
リクエストするとオーナーさんがピアノの演奏をしてくれました。
素敵なグランドピアノの音色にうっとりと聞き入る3人。
昼下がりにクラシックなどの音楽を聞きながら過ごす時間って、なんて優雅なの。
本棚にはレコードがズラリと並んでいる。
オーナー 堤慶征さん
紅茶コーディネーター
まずは、teaと茶、の違いから。中国四川省から伝わって陸から来たものは茶。海からヨーロッパへ伝わったのはオランダ人がテと呼んでteaとなったそうだ。紅茶葉ができた由来としては、東インド会社から貿易で入ってきた「茶」が船で送られていくうちに船底が熱く、水が入って熟成されてできた、と言われている。
こちらのお店のアフタヌーンティーセットのメニューについては、
- 紅茶(ティーポットで1人3~4杯飲める量)
- シフォンケーキの中には、シナモン・ジンジャー・カルダモ・ナツメグ・クローブのスパイスと、アールグレイの茶葉が入っている。
- それに、スコーン、3種のサンドウィッチ(カニ・シーチキン・ビーフ)、フルーツ、生ハムチーズがセットになっている。
お客さんからの要望でサンドイッチを出すようになったそうで、マスタードが美味しいと評判だ。
お客さんと色々話が出来ることが楽しみだという堤さんに、こんな質問をしてみた。「あるテレビドラマで見たのですが、紅茶を入れる時はティーポッドを高い所から注ぐのが正式なのですか?」お答えとしては「上から注ぐのはやかんから注ぐときなのであって、ポットからカップに注ぐのは高い所からいれなくていいんですよ。茶葉が開くように上から注ぐわけだから。」なるほど、目からウロコって感じ。堤さんは、定年の3年前、通信講座で半年間勉強。紅茶コーディネーターの資格認定を2002年に取得し、お店を初めて13年。遠方からいらっしゃる、音楽好き・紅茶好きの常連さんも多いそうだ。アナタも素敵なブリティッシュなティータイム、体験してみませんか?
優雅なアフタヌーンティーはいかが?
19世紀半ば、朝食をたくさん食べる習慣があったイギリスでは昼食は軽めにし、夕食までの空腹を満たそうと、午後に紅茶とお菓子を食べることを考えた。これがアフタヌーンティーの習慣になったそうだ。
アフタヌーンティーAセット 1,500円
- 紅茶/スコーン/オープンサンド/チーズ・生ハム/ケーキ/果物
今日の紅茶は「イングリッシュブレックファースト」。
ケーキとスコーン
- シフォンケーキにはシナモン・ジンジャー・カルダモ・ナツメグ・クロブとアールグレイが入っている。
クロテッドクリームをスコーンにつけて食べる。かぼすのリキュールを少量入れることで一層爽やかな風味になっている。
スコーンはしっとりしていて、程よい塩味も感じられる。アフタヌーンティーにはもってこいのお菓子なのだ。
女子心をくすぐる可愛らしいティーポット。
ミルクは直前に温めて入れてくれるよ。
お湯を注いだらポットが冷えないようにカバーをかける。
砂時計をひっくり返して3分待てば出来上がり。さてさて優雅な昼下がりの始まりです。
オープンサンド
- ビーフ・カニ・ツナの3種類のサンド。中に入っているマスタードが素材の味を引き立ててくれている。
なんだかYUKIKOが貴婦人に見えてきた。素敵な空間に酔いしれるね。
休日や時間に余裕のある時にここへ来て、優雅でのんびりとした時間を過ごせばリフレッシュになること間違いなし。
名称 | ルートヴィヒ・音楽の館 |
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住所 | 神埼市神埼町田道ケ里1064-7 |
TEL | |
営業時間 | 11:00~18:30(L.O) |
定休日 | 月、水、金曜 |
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駐車場 | 6台 |
アクセス | JR吉野ヶ里駅より徒歩で約10分 |