2019.6月号
ナビゲーター/MAKI & WAKANA
400年の伝統を受け継ぐ老舗和菓子店
伊藤けえらん本家
唐津市浜玉町にある老舗のお菓子屋さん。「けえらん」というお菓子の名前を初めて聞く方も多いかもしれません。このけえらんというお菓子はなにやら400年も前からあるのだとか。まずはその名の由来について。朝鮮出兵の際、諏訪神社(浜玉町)に戦勝祈願で立ち寄った豊臣秀吉に地元民がこのお菓子を献上したのがはじまり。その時に秀吉が言った「これを食べたならば勝つまで帰らん(けえらん)」という言葉にあるとか。
商品の紹介
※表記は全て税抜き価格ですのでご注意ください。
イートインスペースではお茶も一緒にいただけます♪
ん! フワフワでもちもち! 配合などは企業秘密ですが、もち米じゃなくて米粉で作っているのがポイントだそうです!
ヨモギ味も創業当時からあるそうですよ♪
しろあんミックス 810円
小豆こしあん5本/しろあん5本
唐津の呼子といえば「イカ」ですがこちらではそのイカをモチーフにしたお菓子もあります♪
ようかん 呼子のいか 950円
唐津や佐賀の名産品もたくさんあります。
黒棒1個 70円
イートインスペースは広々としたお座敷です。ゆっくりくつろげますね♪
最も大切なのは食感
4代目 伊藤 正一郎
「けえらんって今では郷土銘菓となっていますが、当時はホットケーキを焼くくらいの感覚で作られていたみたいですよ。」と話すのは120年続く老舗菓子屋を受け継ぐ4代目の伊藤正一郎さん。曾祖父が創業したこのお店、元々継ぐつもりはなかったのだという。
10年間大阪で服飾の仕事に勤めていたそうだが、いつかは自分で商売がしたいと思っていたことから、家業を継ぐことを決意したそうだ。
けえらんというお菓子は非常にシンプル。伊藤けえらん本家のけえらんは添加物が入っていないため、日持ちがしない。しかし、食べられる期間は柔らかい食感を持続しておかなければならない。その食感こそがこのけえらんの“命”なのだと語気を強めた。
食感は柔らかく、餡の甘さが控えめだから、さっき食べたのに気が付けばまた手が伸びている。何個でも欲しくなる、そんな和菓子だ。日持ちがしないことから以前はお店でしか購入が出来なかったが、今では技術の進歩もあり、瞬間冷凍で宅配も可能になったそう。 気になる人は寄ってみんね~?
名称 | 伊藤けえらん本家 |
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住所 | 唐津市浜玉町浜崎943 |
TEL | |
営業時間 | 8:00~21:00 |
定休日 | なし |
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駐車場 | 5台以上 |
HP | |
アクセス | JR浜崎駅より徒歩約5分 浜玉ICより車で約3分 |