'12年にオープンしたが、メディアにはほとんど情報を出しておらず、客の多くは口コミによる来店。そのためメディアで情報を仕入れがちな若者よりも、年配の客が多いそう。値段・雰囲気ともに良く、デートや女子会にも使える穴場になりそうだ。メニューはパスタやピザなどイタリアンが中心。飲みに行く前の1軒目に来る人が多いので、ご飯ものを多く取り入れているそうだ。食材は安くて新鮮・美味しいものをオーナー自らの足で仕入れており、リーズナブルな価格は人件費を削る事で実現させている。ドリンクはノンアルコールも含めて100種類以上。メニューにないものも作ってくれるので、その数は無限だ。飲み放題のメニューが多いのも嬉しい。また、こちらは“ひとつひとつ手を抜かず、美味しいものを作る”ことにこだわっており、例えばカシスオレンジ一杯にしても、オレンジジュースはストレートで出しているものとは別の、カシスオレンジに合ったものを使用している。

ちなみに、ダイニングバーなのに「カフェ」という店名なのは、喫茶店をやりたいと思ってからすぐに決めていたからなんだそう。さらに、ワンポイントとして「。」を付けていたところ、客が皆「マル」と呼びだしたので「カフェマル」と言うようになったのだとか。オープン当初は西園さんが経営、友人がキッチンとフロアを担当していた。その後友人は別の道に進み、今年から西園さん1人での営業が始まった。料理は今までと変わらずイタリアン。働きながら覚えたというが、味付けは本格的だ。西園さんは仕事について、「店で働くのは楽しい。この5年間ずっと楽しいままやってこれた。佐賀をずっと離れていたので、この5年で色々な人と知り合い、様々な繋がりができた。お客さんが店に喋りに来てくれるのが嬉しい。」と話す。今後については、「店の規模は小さくてもいいので、移転して新たにやってみたいという気持ちもある。まだ30代なので、若いうちは色々と挑戦し続けたい。」と、意欲を見せてくれた。