食のシンポジウム
宝の海・有明海 in Kashima


世界的にも貴重なラムサール条約湿地に登録された「肥前鹿島干潟」と鹿島市の自然環境について、講演会やワークショップで理解・興味を深めるイベント。
【日程】11月26日(日)
【会場】鹿島市生涯学習センター エイブル
【内容】講演会・ワークショップ・ふるまい・体験など
【主催】鹿島市ラムサール条約推進協議会・鹿島市環境衛生推進協議会
【後援】鹿島市・環境省


●食と美のワークショップ
A:ヨガと鹿島の食べ物でデトックス!
【講師】井上 智恵子氏(ヨガスタジオ LOTUS SEED主宰)
【内容】初心者でもできるヨガ講座
B:美と健康にプラス!発見!鹿島の天然素材
【講師】清水 邦義氏(九州大学農学研究院 准教授 農学博士)
【内容】鹿島の天然素材についての講演会
●マロン先生講演会
【講師】マロン氏(フードスタイリスト)
【演題】食から有明海を考える、鹿島の食材と有明海の海産物
●マロン先生考案の料理 試食会&フリートーク
【講師】:マロン氏(フードスタイリスト)
【内容】:マロン氏考案のレシピを楽しいトークと共に実食
●ふるまい・体験
【内容】利き出汁・野菜スープのふるまい・親子ワークショップなど

食と美のワークショップA
ヨガと鹿島の食べ物でデトックス!


ヨガスタジオ LOTUS SEED主宰・井上 智恵子さんによる女性限定のヨガワークショップ。リラックスしながら無理なく効果的なポーズを行い、体験を終えた参加者もリフレッシュした様子。ヨガの前後には鹿島の野菜やフルーツで作られたスムージーのふるまいも。また、体験後にサプライズでフードスタイリスト・マロンさんが登場すると、会場からは歓喜の声が沸き上がった。


サプライズで登場したマロンさん。
体験者の声

染川さん
今回は約20年ぶりのヨガでした。無理なく身体を動かせたので気持ちよかったです。また、料理をしている時など日常のちょっとした時間の中で鍛えられる部分など、運動についての知識も得られたので良かったです。スムージーも美味しかったです!

食と美のワークショップB
美と健康にプラス!発見!鹿島の天然素材


九州大学農学研究院 准教授 農学博士・清水 邦義氏さんによる講演会。天然物(樹木・香り・キノコ・生薬等)の効能(薬・機能性食品・アロマ・化粧品・住環境)ならびに生理活性発現機構の研究に従事している清水さん。'15年、鹿島市や県内の企業との共同開発により生まれた「Quinpanka(キンパンカ)」の成分について等、「鹿島の食と美」をテーマに講演を行った。肌の水分をチェックする実験では、キンパンカの商品を使った前後での数値の差に会場から驚きの声が上がっていた。


講演内容は地元トリビアの連続!
 

肌の水分の比較実験をする参加者
講演を終えて

清水 邦義さん
今日はとても良い雰囲気で話しやすく、本当に楽しかったです。小さなお子さんからご高齢の方まで、鹿島の皆さんのおかげでこういう研究や商品の開発ができました。まだまだ地元の人達にも意外と知られていない魅力が多いので、それをこれから少しでもお伝えしていきたいです。
体験者の声

松尾さん(左)キンパンカの開発等、鹿島のこういう取組みは知りませんでした。地元の魅力について新たな発見ができて良かったです。キンパンカも使ってみたいです!
桟さん(右)鹿島在住でも知らなかった・使っていなかったものに焦点を当てて色々と紹介してくださったので、鹿島にもまだ役に立つものがいっぱいあると感じました。

マロン先生講演会
食から有明海を考える 鹿島の食材と有明海の海産物


佐賀県出身のフードスタイリスト・マロンさんによる鹿島や有明海の食材についての講演会。登場の際には自身のテーマソングを歌うなど、持ち前の明るさで会場を終始笑顔で包んだマロンさん。講演の後半には、鹿島の食材を使ったオリジナルレシピを調理の際のアドバイスを加えながら実演した。マロンさんの鮮やかな手つきもさることながら、会場の奥まで広がる芳醇な香りに、参加者達も「美味しそう!」「食べたい!」と魅入られていた。


前半は鹿島の食材についての講演。

後半はトークしながら調理を披露。

「油は多めに使って」など料理のコツも!

試食会&フリートーク
マロン先生考案の料理 試食会&フリートーク


マロンさんが講演会でも実演したオリジナルレシピを、楽しいトークを織り交ぜながら試食するコーナー。当日はマロンさん考案「バターナッツのオレンジ色サラダ」「牡蠣のガーリックオイル漬け」「牡蠣のガーリックオイルパスタ」の3品に加え、地元で採れた新鮮野菜のサラダも提供。また、テーブルにはサラダ用に地元の食育アドバイザー・迎 りつ子さんが鹿島の食材で手作りしたドレッシングも配置された。試食とは思えない豪華な内容に、参加者からは「とっても美味しい」「お替わりしたい」「来てよかった」などと喜びの声があがっていた。


試食用の料理を作るスタッフ。

鹿島実業高・西九州大の生徒も調理に参加。

出番前に調理過程を覘くマロンさん。

今回の試食で提供されたメニュー。

迎さん手作りのドレッシング。

華やかな料理に喜びの声も多くあがった。

会場は満員御礼!

料理とトークで賑わう会場。

楽しいトークで場を盛り上げるマロンさん。

近い距離でのトークも嬉しい!
 

鹿島の野菜に「美味しい!」の一言も♪
出演を終えて

マロンさん
料理は素材がないと作れないので、良い素材と出会いたいという気持ちが常にあります。今回鹿島にはパワフルな野菜が多く、驚きました。そしてそれを使ってお料理してみたいという気持ちが湧きました。私も佐賀出身なので、地元愛をこれからも大切に発信していきたいです。今回は鹿島の野菜と出会いましたが、それもまた長く付き合わせていただきたいなと。皆さんも有明の町を・海を大切にしていただきたいと思います。
イベントを終えて

迎 りつ子さん
参加者の皆さんの「美味しかった」という声や「普段野菜を食べない子供が今回は美味しく食べた」という声を聞いて、鹿島にこんなに美味しいものがあると感じてもらえたのが嬉しいです。何より食べ終えた皿に何も残っていないのが最高です! 今回のイベントを通してマロン先生の色々な知恵も頂いたので、今後も更に良い素材の使い方、料理の仕方を伝えていけたらいいなと思います。

ふるまい・体験
利き出汁・野菜スープのふるまい・親子ワークショップなど


イベントでは、3種類の出汁を飲み比べてムツゴロウの出汁を当てる「利き出汁」や鹿島の野菜をたっぷりと使った野菜スープのふるまい・有明海の海産物の販売のほか、親子ワークショップとして有明海の海産物を使った実験・環境絵本の読み聞かせ・干潟手形作り・キーホルダー作りなども行われた。当日は小さな子供から年配の方まで幅広い世代が参加し、イベントを通して鹿島の魅力を実感していた。


ムツゴロウの出汁はどれだ?

野菜の旨みがたっぷりのスープ。

ムツゴロウやワラスボを販売!

干潟のお話を読み聞かせ。

干潟手形作りたのしいよ~♪

頑張って作れば思い出にもなるね!
名称

鹿島市役所

住所

鹿島市大字納富分2643-1

問合せ

鹿島市役所 建設環境部

ラムサール条約推進室

TEL 0954-63-3416

HP

http://www.city.saga-kashima.lg.jp

アクセス

JR肥前鹿島駅より徒歩約15分