佐賀出身の人気ソムリエが
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Domaine Bouchon ドメーヌ ブション 代表 浦川 哲矢
ワイン情報 : ソムリン
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第18話
「Dr.ソムリン どんなワインでも開けます! 依頼主:映画監督 本広克行 氏」の巻
もう年末になってきました。
寒い日々が続いてますが、皆さんは風邪をひかずにお元気で過ごしてらっしゃいますか?
ちなみにソムリエが風邪ひいたら仕事にならないので、外にいるときは出来る限りマスクをつけて動いてます。
さて、寒くなるとレストランでは赤ワインが売れ始めます。
今回は赤ワインの中でもヴィンテージワインについてお伝えいたします。
【ヴィンテージワインって美味いのか?】
ワインって古ければ古いほどスゴいっていうイメージありますよね。
確かにその通りで、年月を経る事で色素やミネラル、苦味などがオリとなって固まります。
これにより味わいに丸みがでて、深い味わいへと変化していきます。
この味わいを感じるためには古いワインを飲むしかないのです。
そして、古いワインを寝かせるためにはセラーなどを準備するためにお金も必要となります。
時間もかかれば、お金もかかる。
ビンテージワインとはそんな厄介なものなのです。
さらにもうちょっと厄介なお話をします。
みなさんの中には「お酒は常温放置でOK」と考えている方が多いかと。
これダメです。
ワインや日本酒を常温で光が当たる場所に置いている方や、お店をたまに見かけるのですが、言語道断です。
ワインや日本酒のアルコール度数は15%前後です。
つまりアルコール以外の部分が約85%ほどあるということになります。
ワインの原料はブドウですね。
もしブドウを常温に1週間放置していたら腐りますよね?
やはり冷蔵庫に入れたい。
これがワインでも同じようにいえます。
アルコールなのでカビが生えて腐ることはないのですが、常温放置されたものと良い状態で保管されたワインとでは雲泥の差があります。
【今回のワイン】
パヴィヨン・ルージュ・デュ・シャトー・マルゴー 1989年
所有者 映画監督 本広克行 さん
保存状態 19年 常温放置 直射日光は当てていない
果たしてこのワインが飲めるのか?
また、ちゃんと抜栓できるのか?ぜひ、動画でご確認ください!