2019.5月号
ナビゲーター/AYANO & HITOMI

美味しいお肉をあなたの元へ
TOMMY BEEF


青い空、白い雲。そして美しい田園風景が広がる佐賀県白石町福富。


2018年11月29日(いい肉の日)にOPENした「TOMMY BEEF(トミービーフ)」さんはオーナーのご実家である牧場で育てられた牛のお肉を販売する精肉店と、そのお肉を美味しくいただけるカフェが融合したお店なのだ! 牧場はマイランド公園(福富)の奥にあり、主に白石牛・白富牛を独自の飼育プログラムで育てている。

この「白富牛」はこの牧場で出来たオリジナルブランド牛。他の牧場では生産されていないのだという。「Farm to table(牧場から食卓へ)」というコンセプトを掲げ、丹精込めて育てられた牛を美味しく食べていただけるようにと精肉店を兼ねたカフェを開業。白で統一された店内は子供のころに見た近所のお肉屋さんとは一線を画している。

テーブルや食器、インテリアなどのデザインも洗練されており、まさに今どき! カフェでは3種類のランチプレートやローストビーフサンドなど、お肉の美味しさを最大限に引き出したお料理が楽しめるよ。ランチプレートはランチタイムのみの提供だけど、ローストビーフサンドやデザート、ドリンクはランチタイム以外でも注文できるから昼下がりのティータイムでも利用できるね♪


ショーケースもお肉屋さんっぽくなくて斬新!

可愛いインテリアからもセンスが感じられるね♪

オリジナルブランド・白富牛を使ったカフェメニューの紹介


お食事はランチプレート(セット)と単品があるよ。セットには副菜2種とレンコンフリットが付いてくる! さてさて詳しく見てみよう♪

※表記は全て税抜き価格ですのでご注意ください。


白富牛バーガー ランチプレート 1,000円/単品 750円
  • パテは精肉コーナーでも販売されているハンバーグ!

ジューシーだけど重くないのが女性には嬉しいね♪

白富牛メンチカツサンド ランチプレート 900円/単品 650円

白富牛肩肉とキャベツのトマト煮 ランチプレート 1,000円/単品 750円

お肉大好きのAYANOは思わず顔がほころぶ♪ 煮込みの内容はトマト・クリーム・カレーなど日によって異なるんだって! パンは+180円、ライスは+150円で付けられるよ!

白富牛メンチカツ1個 300円

ローストビーフサンド 550円

ドリンクメニューはこちら。

ドリンク&デザートの紹介



たくさんあるドリンクメニューの中から、本日はソーダとレモン(350円)をチョイス!

フレンチトースト 1,000円
  • フルーツたっぷりで豪華だね~!

シロップをたっぷりかけてくれるお兄さんに感激のAYANO♪ ありがとうございます~!

作られた命、携わる人への感謝の意味
オーナー 吉原龍樹さん


ご実家が牧場を経営している吉原さんは、名古屋でお肉の修行で積み上げた。その経験を活かしてTOMMY BEEFを盛り立てている。 お店をオープンすることが決まった時に、牧場で育てる牛も同時にブランド化しようと作られたのが「白富牛」。社長が考案した長期的に牛を育成するという独自の飼育プログラムを遂行し、現在を約300頭の牛を飼育しているそうだ。 以前は和牛種が人気を博していたが、今のニーズは俄然赤身肉。脂っこいお肉は一切れだけでいい。もっと肉々しいお肉が食べたいという人が増えているのが現状だ。その原因は、憧れだった和牛肉が昔よりも手に入りやすくなってしまったことだと吉原さんは言う。

一般の肉牛と白富牛の違いは肥育期間と飼料

一般的な牛の肥育期間はおよそ2年と言われているが、白富牛はそれよりも6カ月以上長く飼い続けるのだという。また、飼料に関して和牛に与えるのエサを配合したものを食べさせているそうだ。白富牛はホルスタイン種(乳牛)の雄。和牛に比べて赤身の部分が多いのが特徴で、和牛用のエサを混ぜることによってサシを付け、締まりを良くし、赤身自体を美味しくすることができるのだという。
牧場では白富牛だけでなく、白石牛、佐賀牛も飼育している。白石牛と名乗ることが許されるには、ホルスタイン種と和牛の子供にあたる牛を白石町で育てることが条件となる。

Farm to table(牧場から食卓へ)

牧場の仕事は牛を出荷したら終わり。だから出荷した牛がどんな味だったのか、どんな流通に乗ったのか分からない。もしかしたら捨てられてしまった可能性だってある。一方精肉店は仕入れたお肉を販売する。生きた牛の状態ではどの牛が良質なのか分からない。要は生きた牛を扱うことと、精肉を扱うことは全く別の世界なのである。


「そう考えた時に、食用として作られた畜産動物の命や携わる畜産農家さんへの感謝とは、消費者に一番美味しく食べてもらうことだと思うんです。生産者でもあり、精肉店でもあり、調理も行う私にとって、お肉を牧場から食卓へ届けることこそが最大の責任であり、一番美味しく食べてもらえる用途を伝えることこそが彼らへの感謝だと思うんです。」と吉原さん。

このお店に関して、まだまだやりたいことの半分もできてないという吉原さん。BBQやショーケースの見せ方、料理の種類など頭の中に無限にアイデアはあるから、お客様に楽しんでもらえるように形にしていきたいそうだ。現在、牧場従業員用の宿舎が建設中。「そこをゲストハウスとして活用するのも楽しい方法かな? 昨日精肉店に泊まってん! って面白いでしょ?」と吉原さん。泊まれるお肉屋さんも検討中らしい。そしてもう間もなくバーベキューができるようになるそうだ。先日道の駅も完成し、のちには有明沿岸道路の乗り口になるここ白石町。その上、こんなにポジティブで行動力のある吉原さんがいる! なんだか白石が面白くなりそうだ!


美味しいお肉の紹介



ご実家の牧場で育てられた牛の牛肉を販売しているよ。

シチューなどの煮込み用の白石牛すね肉ブロック。

こちらは白富牛バーガーのパテとして使われているハンバーグ。成形してあるからおうちで焼くだけでOK!

赤身とサシのバランスが程よい白石牛の肩うすぎり。

白富牛メンチカツサンドに使われているロールステーキ。

従来のお肉やさんの概念を覆す、牧場直営のお洒落な精肉店&カフェ。あなたも訪れてみては?
名称

TOMMY BEEF(トミービーフ)

住所

杵島郡白石町大字福富3806

TEL

0952-48-0005

営業時間

10:00~19:00

ランチ 11:00~14:30(L.O)

席数

16席

定休日

木曜

駐車場

13台

Instagram

TOMMY BEEF Instagramページ

アクセス

JR肥前白石駅より車で約10分

武雄北方ICより車で約30分