編集長KENTOの対談コラム


次世代のリーダー


竹下 真由さん
MAYU TAKESHITA
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全国にその名を轟かせる老舗製菓会社継承者
3児の子育てママとしても奮闘中!
ご紹介

昭和2年に現竹下製菓となってから数えて三代目の社長さん。まだ30代半ばと年齢だけ見れば非常にお若い経営者と言えるだろう。しかし、高所大所から物を見るお考えはさすがに、子供の頃から継ぐべくして継いだお家柄の賜物と感じ入った。2016年に代表取締役社長に就任した真由さんだが、お人柄としてはとても朗らかで、優しい笑顔が凄く印象的。「ロボットが好きだったから。」という理由だけで東京の有名な工学系の大学に進学し大学院まで卒業した。その後は、世界的にも有名なグローバルコンサルティングカンパニーで活躍していた。才女とは、きっとこの人のような女性を指すのだろう。余談だが、会社の副社長でもある夫の竹下雅崇さんとは、ここで運命の出会いがあってご結婚なさった。今では3児の母でもあるのだが3人目の出産を果たした後、周囲からの熱望も重なり、満を持して会社の社長就任となった。インタビューをしていて感じたのは、下手な質問にもきちっと整理してお答え下さり、とにかくポジティヴな印象の明るい聡明なキャリアウーマン、といった所である。

竹下製菓株式会社

佐賀県の経済界においても重役を担う竹下製菓株式会社は、1894年(明治27年)以前に創業された小城市に本社を置く製菓会社。なんといっても有名なのは、先々代の竹下小太郎氏が昭和44年に発売したブラックモンブランだ。小太郎氏がアルプス山脈を訪れた時に「この真っ白い山にチョコレートをかけて食べたら、さぞ美味しいだろうな」と思ったことがきっかけで、アルプスの最高峰モンブランのようにアイスクリームの最高峰を目指すという意味が込められているそうだ。贅沢な上に当たりくじ付きというアイディアで多くの子供たちに支持され続けている。現在では他にもたくさんの種類のアイスクリーム商品などが開発されている。また近年ではホテル経営なども手掛けておられ、佐賀の活性化を助ける大きな役割も積極的に担っておられる。

経営者としての理念


真由さんが、社長になる前から思い描いていた理念は「人を幸せにする会社づくり」だった。それは、従業員の皆さん、商品を買ってくれるお客様、会社を支えてくれる取引先の皆さん、それぞれがハッピーを感じてくれる状況になれることを意味する。またその状況を通じて、自分をもすらハッピーでいられることこそが理想なのだとも語る。社長になった今では、目につく所からその理想に近づけられるように一つずつ改善しているそうだ。しかし、従業員が関連会社も含め総勢100名を超える企業の中で社長が考えなくてはならないことは、その幅がなかなかに広く、ご自分の理想とする目標には「まだまだ届いていない」と少し困った表情を見せた。なぜなら、やはり昨今の社会現象でもある働き手の確保という問題を、理想とする形で解決するにはまだまだ現実的に難しい状況があるからだ。ワーカーさんたちを充実した人数で確保できないとなると、労働時間という点においても、今いるワーカーさんたちに負担をかけてしまうことになる。

例えば、子育て中のママさんが働く場合、お子さんに予期せぬ病気などが発生した時には早退することもあるであろう。そのような事情は、他の従業員たちも致し方ないとわかってはいる。しかし、その分残業しなくてはならなくなる、などといった一人抜けた仕事の負担は他の従業員たちに覆いかぶさってくることになる。こういう状況が生じることは、職場環境としては良くないのではないかと真由社長は考える。だから、お互いに助け合いながら乗り越えていけるよう「お互い様の精神」で補いながら働ける人間関係の構築も含め、「働くママに対する環境を整えるだけでなく、その他の従業員に対しても配慮したシステムを作り上げたい。」と熱く語ってくださった。人はそれぞれ色々な生活事情がある中で、同じような弱い立場いる人の側に立って物事を解決しようとしてくれる社長は、従業員から見れば大変頼もしい限りだろう。まさに、真由社長ご自身が育児中のママであるからこそ、広い視野で考察し行動できるのだろうとそのお人柄を感じた。

子供達に感じて欲しい「佐賀感」


休日の過ごした方を尋ねてみると、お子さんたちを連れて公園などで遊ぶことが多いのだそうで、普通のママさんたちといたって変わらない。しかし、真由さんには普段激務をこなす社長業を過ごす中で、ご自分なりに子供たちに感じて欲しいことがあるからだそうだ。それは「佐賀感」。つまり、この自然豊かで広々とした素朴かもしれない街並み。東京で過ごした経験を持つ真由社長は、「ごみごみとした東京で子育てをするのはかなり厳しい。」と感じたそうだ。それに比べると佐賀は、とても育児がしやすい環境だと思っている。ここならば「子供たちをのびのびと育てていけるかもしれない。」と思うことができたのも、佐賀のこの環境があればこそだという。東京には決して無い贅沢な自然豊かな環境こそ、佐賀の誇るべき宝なのだと改めて思った。そう言えば、日本で一番子育てしやすい県は近年連続して佐賀なのである。


KENTO編集長の所感

ブラックモンブランと言えば、佐賀人なら知らない人はもちろんいないでしょう!
子供の頃、アイスを食べ終わるまで当たりがでるかドキドキしていたのを思い出します。
そんなことを考えながら、竹下製菓の社長、竹下真由さんにインタビューをさせていただきましたが、竹下さんはとてもバランス感覚が良い人だと感じました!
佐賀で生まれて、佐賀で育ち、そして東京に出て、東京で揉まれ、グローバルな企業の中でさらに鍛えられた竹下さんですが、前職が外資系のコンサルタント。
勝手なイメージで申し訳ないですが。コンサルと聞けば、ロジックと並んでいる数字だけで判断するイメージでした。
しかし、竹下さんは非常に人間の温かさを感じる方でした。
従業員を想い、会社を想い、子供達を想いながら看板を背負いながら頑張られている姿はとてもかっこよかったです!
こういう方が佐賀にいるということだけで嬉しいですね!
今日はありがとうございました!

会社名

竹下製菓株式会社

住所

小城市小城町池の上2500番地

TEL

0952-73-4311

営業時間

8:00~17:00

定休日

日曜・祝日

アクセス

佐賀大和ICより車で約15分

JR小城駅より車で5分

HP

http://takeshita-seika.jp/