佐賀城下ひなまつり2018
満喫できる5つの見どころご案内

ご案内役:大家さん&巻木さん
(佐賀市観光協会)


このイベントを企画運営されているスタッフで、今回の取材では大家さん(右)が見どころを選定し調整を行ってくださった。お陰様で素晴らしい取材となったことにこの場をお借りし深く感謝申し上げる。

城下町佐賀に春の訪れを告げる「佐賀城下ひなまつり」。

レトロな雰囲気が心地良い長崎街道沿いに、ひなまつりの会場となる「旧古賀銀行」「旧古賀家「旧福田家」の3館がある。その他にも「旧三省銀行」「旧牛島家」」「旧森永家」「旧久富家」があり現代に残る歴史的建造物を後世に伝えている。それらを総称した佐賀市歴史民俗館は文明開化の浪漫を漂わせる佇まいだ。それぞれには、かつての名家から受け継がれた豪華なお雛様の数々が飾られている。佐賀藩36万石、鍋島のお殿様の城下町として技術や文化を高めてきた佐賀伝統のひなまつりは高貴で優雅であり、ゆっくりと時間をかけて楽しめる。

徴古館の大雛壇
徴古館では長さ6mと5mという大迫力の二つの大雛壇飾りが皆さまをお迎えする。そこに並ぶのは鍋島家で実際に飾られていた雛人形・雛道具の数々約500点。明治から昭和初期にかけての歴代ご夫人が愛しんだ雛飾りは、大名家・侯爵家にふさわしい豪華さと品格を兼ね備えている。このほか、侯爵黒田家(旧福岡藩主)から鍋島家に嫁いだ禎子夫人の珍しい極小の純銀製雛道具176点も必見。会期中の3月17日からは明治維新150年を記念して市村記念館、佐賀市歴史民俗館の旧古賀家・旧三省銀行をメインに「肥前さが幕末維新博覧会」が実施される。この機会にひなまつりと合わせてお楽しみ頂きたい。
(佐賀観光協会HPより引用)

鍋島緞通で飾るひなまつり
旧古賀銀行


場に入ると通常ではステージとして使われるスペースに、見事な織で作られたお内裏様とお雛様をあしらった340年の歴史を誇る和製絨毯「鍋島緞通」が目に飛び込んで来る。

鍋島緞通は上質な木綿のみを使用し、優しくしっとりとした風合いと歴史に裏打ちされた重厚な紋様が特徴でとても高価とされる佐賀の伝統工芸品だ。
場では製作実演が行われるほか製品の販売も行っていて、2階の販売コーナーでは通常では2万円以上はするであろう敷物が特価で受注販売されている。受注を受けてから制作に入るので完成はおよそ7月頃になるそうだが、それでもこのイベント期間中だけのお値打ち価格だ。

伝統ある雛飾りの優雅さに見惚れてしまう。
嫁入り道具の一種である犬筥(いぬばこ)。安産の象徴として女性に幸せを呼ぶお守りとして重用されてきた。

十四代今右衛門が、このイベントのために制作した姫皿。殿皿と対になっている。
2階の販売コーナー。新鍋島織で30cm四方サイズ。通常21600円のところこのイベント限定で5400円。 鍋島緞通が欲しい方には是が非でもおススメしたい。

おススメランチ処
カフェ&レストラン浪漫座


旧古賀銀行内にあるカフェ&レストラン浪漫座では、ひなまつりイベント特別メニューもあるのだが、なんといってもお薦めはこの二つ。コスパも良しで大満足の美味しさだ。

オムライス ¥870(税込)

ぷるぷる卵をのせて美味しく仕上げたオムライスはシンプルなトマトソース。

シシリアンライス  ¥870(税込)

白いご飯の上に国産牛のローストビーフとたっぷりの野菜、デミソースとマヨネーズ、3種のドレッシングで仕上げた佐賀のご当地グルメ。

鍋島小紋と生花の雛飾り
旧古賀家


佐賀市の重要文化財として温存され、明治17年以来、約170年の歴史を有する家屋。呉服商から両替商を経て、先にご紹介した旧古賀銀行を興した名門のお家柄である。

門をくぐると、美しい生花で見立てられたひな壇に驚く。毎朝、生花店さんがお花の手入れを行い、来訪客を喜ばせてくれる。

大広間には、佐賀小紋柄の衣装をまとった可愛いお雛様がたくさん並んでいる。

皇太子と雅子妃のご成婚の時の衣装を模した雛飾り。十二単の美しい着物と細工の繊細さに感心するばかり。

金箔をあしらった貝合わせはなんとも豪華。やはりかなり高価なものらしい。

各会場には、担当する展示団体の方々がいらっしゃって丁寧な説明をして下さる。お話を聞くのもまた一興だ。

お土産が目白押し!
「旧牛島家」


旧牛島家は、江戸期に建てられたと推測される、佐賀城下に残る町屋建築としては最古のものと思われる貴重なものだ。もともと旧下今宿町(現在の佐賀市朝日町)にあった建物で、足軽の高楊伊助が居住し問屋業を営んでいたとある。また明治23年の文献では、伊助の店が「煙草仲買商海陸運漕店」と紹介されており、旧牛島家が住宅・店舗・倉庫と多目的に利用されていたことがうかがえる。
平成5年の県道拡幅工事に伴い惜しまれつつ解体され、現存の建物はその時の部材を組み直し、移築再建された。南北に伸びた土間や力強い梁、母屋の南側に建つ土蔵など、およそ300年昔の情景をごゆっくりお楽しみあれ!

こちらではじっくりと佐賀の特産品を、試食と共にお楽しみ。

佐賀の銘菓や県内産の海苔などお土産にぴったりの商品が並んでいる。
県の銘茶産地は嬉野より。味わい深く濃い風味の玉露と、さっぱりとした味わいの香り高い煎茶と、佐賀のお土産をじっくりとお選びいただける。

ここでは、伝統工芸の肥前ビードロも観覧購入できる。ガラスで作られた雛飾りも、さすがに大変美しい。

ちょっと疲れたところに嬉しい、ようかんの試食。食べすぎにご注意を!

見ごたえのある市民寄贈の雛人形も飾られている。

佐賀錦の手織り体験もできる
旧福田家


明治末期から大正、昭和にかけて活躍した実業家、福田慶四郎が大正7年に構えた近代和風住宅で、随所に当時の建築技術の粋を垣間見ることができる。

ここには佐賀錦振興協議会の皆さんの作品が一堂に展示されている。作家さんそれぞれの思いがひな飾りにこめられ個性が各々違うので見るのが楽しい。
シルクで織られた光沢の美しい佐賀錦をまとう雛飾りは、そのデザインやきめ細やかさが本当に豪華絢爛。網代、紗綾型、菱などの紋様が一般的で、精緻な作業を要するため、一日わずか数センチしか織りすすめることができないと言われている。その分お値段もぐっとお高い。

佐賀錦は経糸(たていと)に金銀漆などで加工し、細く断裁した和紙を用い、緯糸(よこいと)には色鮮やかに染色した専用の絹糸を用いている。
MAKIも織り体験にチャレンジしてみたが、やはりこれがなかなかに難しい。


【佐賀錦織り体験】

  • 日時:土・日および祝日 10:00~15:00
  • 内容:色鮮やかな佐賀錦の手織り体験と色紙びな又はキーホルダー制作体験付き)
  • 料金:1,000円~(要予約)/体験内容により料金が異なりますので、事前にご確認ください。
  • 申込み:佐賀錦振興協議会(TEL・FAX0952-22-4477)

爽やかな煎茶・抹茶体験
おもてなし茶屋 肥前通仙亭


たくさんのひな飾りを見歩きちょっと疲れたら、「 売茶翁おもてなし和風カフェ」で美味しいお茶の体験をおすすめ。

煎茶、それは一般的なお茶を指すが、お湯の温度や淹れ方で、でき味が驚くほど違う。こちらのお店では、煎茶セット500円。体にもお財布にもすごく優しいオアシスだ。

SAORIもMAKIも、時間をきっちり計り正しく淹れたお茶の味に「あま~い!」と感動の驚き。

茶臼抹茶挽き体験は、お茶菓子付きで1000円。茶葉を石うすで挽くところから始める。

お湯を入れて、抹茶をよくかき混ぜる。お茶の濃い香りが心地良い。

一口飲んでSAORI、「にが~~い!」。本来ならお茶菓子を食べてから飲むのだが、さっき食べちゃった二人であった。

【イベント情報】

おひな様春休み体験「和菓子づくり体験と煎茶体験」
  • 日 時:3月24日(土)、25日(日)
  • 料 金:600円(先着50名)
  • 問合せ:☎0952-65-2152

おもてなし茶屋 肥前通仙亭様より抽選で3名様に、美味しい和菓子付き煎茶ペア体験ご招待券をプレゼント!


※写真はイメージです

ご紹介致しましたおもてなし茶屋 肥前通仙亭様より抽選で3名様に、美味しい和菓子付き煎茶ペア体験ご招待券をプレゼントしていただきました。ぜひご応募いただき、爽やかで美味しい煎茶の味をお楽しみください。

※ご利用の際には、必ずご予約が必要です。
※その他、各社様でそれぞれ設定された条件等がございますので、全てのご希望には添えかねる場合がございますことを、予めご了承いただいた上でのご応募をお願い致します。

 
ご応募はフォームに必要事項をご記入の上、ご送信ください。締切りは2018年3月24日深夜0時までとさせていただきます。ご当選者の発表は、編集部より直接のご案内をもって代えさせていただきます。皆様からのたくさんのご応募お待ちしております。
 
応募フォームへは、下記ボタンをクリックしてお進みください。
 

名称

第18回 佐賀城下ひなまつり

開催日

平成30年2月11日~3月31日

10時~17時

住所

佐賀市歴史民俗館、徴古館 他

アクセス

JR佐賀駅から車で約10分

お問合せ

佐賀城下ひなまつり実行委員会事務局(佐賀市観光協会内)

TEL

0952-20-2200

HP

佐賀市観光協会ホームページ