編集長KENTOの対談コラム


次世代のリーダー



念図(なまず)さん

ボールペンアーティスト/廃人家



幼少時代より独学で絵を学び2010年ボールペン画を主に活動開始。
主に神社画奉納など特殊な環境のイベント参加。
人間の負の部分である「苦しみ、悲しみ、怒り」を取り入れた 作風をメインとして活動しています。(オフィシャルHPより)

■Interview

念図さんの作品について

現在33歳。周囲の評価や励ましなどを受けて本格的に作画を始めたのが5年前。
自分の心に、負のオーラを溜め込み、描く時に爆発させる独特の方法。
負のアートを追求するため、作品に取り掛かる時は人と会わない。
一切のコミュニケーションを断つ。
基本の色遣いは、赤と黒。それは、血と闇の部分を表現している。
ボールペンアートは一発勝負。最後の仕上げが失敗したら、全部捨てるそうだ。
ベニヤ板に引いたキャンパスに、ボールペンで描く緻密な線に自分の想いを乗せていく。体を使って気持ちをぶつけていく。
負の絵を描くことで、今ある幸せを感じられる。
例えば、闇を感じないと太陽のありがたさは感じない、とか。
例えば、日頃の幸せは、苦しんでいる人がいるからだ、とか。
例えば、今の幸せは、かつて戦争があったからだ、とか。

ボールペンアートに対する想い

絵に人生を救われた。
自分の絵を広げてくれた周囲の人々に感謝しかない。
絵を描くことで、家族のありがたみも深く感じるようになった。
だから一生かけて絵に恩返ししていきたい。
描きたいものを描くために、道具も自分で作る。
絵を描くときは何も考えていない。
心が感じたままを絵にしている。
絵を描くことは、自分との闘い。

将来の目標

周囲の人に認められ喜ばれる絵描きとして活動していきたい。
今後も、唐津を拠点に広く活動していきたい。
自分の絵に興味を持ってくれた人からのリクエストにはとりあえず全てチャレンジしていきたい。
自分の絵からメッセージを発しているつもりはない。
自分の絵を見て何を感じてもらってもいい。
もし苦しんでいる人が自分の絵を見て楽になってくれるなら、それでいい。
「笑って死ねたらいいかな、ハハハ。」

活動歴(オフィシャルHPより抜粋)

2014年 地元唐津の赤木日枝神社、佐志神社に絵画奉納
2016年3月 佐賀県書道家山口芳水展覧会「オーケストラ」イベント
2017年6月 東京新宿HEAD POWER 「顕死の会盟第6幕」出演
2017年11月 佐賀県唐津市鏡神社にて「藤原御祭」奉納芸術としてライブペイント出演。
2018年5月 佐賀県立美術館にて個展「念図展-namazuten-」を開催
2018年8月 唐津市まいづる999にて個展「念図展-namazuten- in MAIZURU999」を開催


KENTO編集長の所感

アーティストという肩書きの方はやはりすごい! そう思ったのが今回のインタビュー。
今回のインタビューはボールペンアーティストの念図さんをお迎えして、話を聞かせてもらったが、正直このような方と出会ったのは初めてです。

 
念図さんは上記のインタビューにあるように負のエネルギーを溜め込みながら、それを作品に落とし込んでいくアーティストですが、その役作りまでとことん自分を追い込んでいくというエピソードが私には強烈すぎました。
役作りの2年間を経て、感じたこと、学んだことを語っていただきましたが、とても純粋な感覚に悟りを開いたお坊さんのような感じでした。
友人が減るのを覚悟して、誰とも喋ることなく、ひたすら引きこもって、絵を描き続ける… 実際に離れていった人もいたとか。
ただ「家族」は念図さんの活動を理解してくれたとのこと。その結果、家族の大切さも感じたということです。
なんだか、その感覚すらも感動を覚えました。
ぜひ皆さん念図さんのパフォーマンスを見てください!すごいの一言です!

そしてインタビューの最後に… 「実は本当に書きたいのは幸福な絵なんです。今はまだ書く自信がない。いつかは書きたいな。」と。
 
もう深すぎて、終始非常に興味深く聞かせていただきました。