テーマ パティシエール
ブルーシャン@鳥栖
Patron Chef
青野 光治さん(49)
18歳からパティシエを目指す。最初の修行先は兵庫県神戸市の「スイス菓子ハイジ」での 3年。ここはチョコレートに力を入れている有名なお菓子屋さん。今まで市販のチョコしか食べたことがなかった青野さんは本格派手作りチョコレートに衝撃を受けた。ブルーシャンでもいろんなチョコレートが充実しているのは、ここでの経験があったからで、青野シェフは毎年バレンタインになるとチョコづくりの構想にワクワクするという。さて、次に修行したのはアンテノールという店で 3年。このお店は大阪、兵庫、京都のコンテストで続けて受賞しまくっていた店ということもあり、働きたいとずっと思っていた。そんな中、福岡店が新しく出るとの話を聞き応募したところ、見事合格した。その時 21歳。 1件目ではチョコや焼き菓子を勉強したが、このお店ではオールマイティーに作るものがあったので幅広く勉強できた。 27歳、福岡のホテルでも 4年間修業をした。日本のホテルなのに、料理、レシピ、メニュー全部がフランス語。ここまでフランス語を使うとは…と驚いたが、 6年修業をやっていたというプライドで今さら人に尋ねることもできなかった。だから独学で猛勉強し、ついに同僚の知識を抜いてしまった。ほとほと頭の下がる努力家だ。ともあれ、そこで学んだことは、町のケーキ屋さんとホテルでは仕事の流れや考え方が全く違うのだということ。ホテルでの修業はスキルアップに大いにつながり、アイスや飴細工、ウェディングケーキもホテルだから学べたと回顧する。
ケーキ屋さんはとても厳しい世界。コテコテのお菓子職人の父から言われた「技術は学校で習うものではない!仕事で実践しながら身に着けろ!」という言葉を受け、専門学校に行かずに高校を卒業してすぐに修行に入ったが、大牟田の田舎から出てきて馬鹿にされ、コミュニケーションが取れないこともあった。辞めたいと思ったこともあったが、見返してやる!という気持ちのほうが大きかった。専門学校に行かなかったことで、理論が分からないことに対するコンプレックスも味わった。青野さんはやってみることしかできなかったし、失敗から学ぶ他なかったのだ。しかし猛勉強の結果、すべて独学で身につけた。町のケーキ屋さんとホテル、どちらも経験したからこそ身についた経営学は青野さんにとって大切な礎となっている。そして、華やかな世界だと思って入った人たちは次々に脱落していったが、私は父から厳しい世界だと言われ続け、覚悟して入ったからこそ環境に負けずに奮起できた。コンプレックスがあったからこそ強くなった。ストレスから成長させられた。きっとこれからの将来には生まれない、打たれて大きくなった最後の世代の希望の星、と呼びたい。
■商品について
音楽がテーマ。だから商品名はすべて曲名から名付けられている。この時期はプチガトーが約30種。ロールケーキが約6種、ホールケーキが約3種。ボンボンショコラやトリュフは30種。トリュフは神戸では500円で売っていたが、ここでは200円で提供している。夏場はトリュフを減らして、ゼリーを増やしている。
青野 光治さん(49)
18歳からパティシエを目指す。最初の修行先は兵庫県神戸市の「スイス菓子ハイジ」での 3年。ここはチョコレートに力を入れている有名なお菓子屋さん。今まで市販のチョコしか食べたことがなかった青野さんは本格派手作りチョコレートに衝撃を受けた。ブルーシャンでもいろんなチョコレートが充実しているのは、ここでの経験があったからで、青野シェフは毎年バレンタインになるとチョコづくりの構想にワクワクするという。さて、次に修行したのはアンテノールという店で 3年。このお店は大阪、兵庫、京都のコンテストで続けて受賞しまくっていた店ということもあり、働きたいとずっと思っていた。そんな中、福岡店が新しく出るとの話を聞き応募したところ、見事合格した。その時 21歳。 1件目ではチョコや焼き菓子を勉強したが、このお店ではオールマイティーに作るものがあったので幅広く勉強できた。 27歳、福岡のホテルでも 4年間修業をした。日本のホテルなのに、料理、レシピ、メニュー全部がフランス語。ここまでフランス語を使うとは…と驚いたが、 6年修業をやっていたというプライドで今さら人に尋ねることもできなかった。だから独学で猛勉強し、ついに同僚の知識を抜いてしまった。ほとほと頭の下がる努力家だ。ともあれ、そこで学んだことは、町のケーキ屋さんとホテルでは仕事の流れや考え方が全く違うのだということ。ホテルでの修業はスキルアップに大いにつながり、アイスや飴細工、ウェディングケーキもホテルだから学べたと回顧する。
ケーキ屋さんはとても厳しい世界。コテコテのお菓子職人の父から言われた「技術は学校で習うものではない!仕事で実践しながら身に着けろ!」という言葉を受け、専門学校に行かずに高校を卒業してすぐに修行に入ったが、大牟田の田舎から出てきて馬鹿にされ、コミュニケーションが取れないこともあった。辞めたいと思ったこともあったが、見返してやる!という気持ちのほうが大きかった。専門学校に行かなかったことで、理論が分からないことに対するコンプレックスも味わった。青野さんはやってみることしかできなかったし、失敗から学ぶ他なかったのだ。しかし猛勉強の結果、すべて独学で身につけた。町のケーキ屋さんとホテル、どちらも経験したからこそ身についた経営学は青野さんにとって大切な礎となっている。そして、華やかな世界だと思って入った人たちは次々に脱落していったが、私は父から厳しい世界だと言われ続け、覚悟して入ったからこそ環境に負けずに奮起できた。コンプレックスがあったからこそ強くなった。ストレスから成長させられた。きっとこれからの将来には生まれない、打たれて大きくなった最後の世代の希望の星、と呼びたい。
■商品について
音楽がテーマ。だから商品名はすべて曲名から名付けられている。この時期はプチガトーが約30種。ロールケーキが約6種、ホールケーキが約3種。ボンボンショコラやトリュフは30種。トリュフは神戸では500円で売っていたが、ここでは200円で提供している。夏場はトリュフを減らして、ゼリーを増やしている。
■店名の由来
ブルーシャンとは名字の青野をフランス語にしたもの。ブルーが青、シャンが野原という意味。
ブルーシャンとは名字の青野をフランス語にしたもの。ブルーが青、シャンが野原という意味。
■2004年オープン
■商品構成
プチガトー・プリン・タルト・チョコ・クッキーなど 250種くらいの商品を揃えており、毎日約 100名の方たちが足を運んでいる。
■今後の目標
まず駐車場の広さや、店内、イートインスペースの広さの問題の改善。そして修業で学んだことをまだまだ出せていないと青野さんは言う。テイクアウトに専念しているが、せっかくホテルで修業をしたから、今後イートインにも専念できれば。
■チョコレートへのこだわり
ただ冷やして固めるだけではない。テンパリングでの温度調整も難しい。チョコは 7つの結晶と呼ばれていて、氷も水も結晶の集まりであるようにチョコも結晶体。材料の融点がそれぞれ違う中、いかに結晶体にもっていくか。そういう難しさ、奥深さで作っていてやりがいがあると感じる。
恋のアランフェス 410円/カシスのムース
モンマルトルの丘 410円/カップも可愛いプリンアラモード
Two As One 410円/ラフロイグという特殊なお酒が入ったチョコレートムース。中のラズベリーソースの酸味もチョコムースにマッチ
キャラメルモカロール 1000円
弥生ロール(プレーン) 820円
弥生ロール(きなこ&抹茶) 930円
いもんぶらん 410円/中には安納芋クリーム、刻んだ安納芋、白いスポンジが入っている
青野シェフこだわりの生チョコ
セーデルブレンドティー (大 )1600円 (小 )850円
セーデルブレンドは、スウェーデン王室御用達の紅茶でもあり、毎年ノーベル授賞式後の晩餐会でもふるまわれています。そんな紅茶で作った生チョコ。口に入れた瞬間から香りが広がり、贅沢で上品な生チョコです。女性が喜ぶと言って男性が、女性へのプレゼントに買って行かれる方が多いそう。
海の生チョコ (焼酎 ) (大 )1600円 (小 )850円
焼酎ブームの時、女性に一番人気だったのが海!芋のくさみが少なく、垂水温泉水「寿鶴」を使った飲みやすく体に優しい焼酎。この焼酎、チョコとの相性抜群なんです!
レミーマルタン XO生チョコ (ブランデー ) (大 )1600円 (小 )850円
ラフロイグ生チョコ (ウイスキー ) (大 )1600円 (小 )850円
ピートから漂う独特の残り香がたまらない秀作。アイラのシングルモルトが惜しみなく注がれている。
万歴の生チョコ (冷凍焼酎 ) (大 )1900円 (小 )1050円
ピーチリキュールのようなフルーティーな香りとは裏腹、アルコール度数 45度の焼酎。洞爺湖サミットで各首脳にふるまわれたということで有名になった焼酎。口に入れたとたんに焼酎の香りが口に広がる生チョコ。お酒スキの彼へおススメです。
店名 | テーマ パティシエール ブルーシャン |
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住所 | 鳥栖市弥生が丘6丁目103番 |
TEL | 0942-87-9415 |
営業時間 | 10:00~20:00 |
店休日 | 年中無休 |
駐車場 | 8台 |
イートイン | カウンター8席 |
HP | |
アクセス | 【車】鳥栖ICより車で約5分 【電車】弥生が丘駅から徒歩 約10分 |