いただきます！豊かな佐賀の恵み
自然を尊ぶ料理の品々　
四季のごはん　紘

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■オーガニックへのこだわり

岩石 貴宏さんと紘子さんはほんわかな雰囲気の癒し系ご夫婦で、開業から13年になる。紘という店名は、奥様の紘子さん、ご主人のお父様、紘一さんのお名前から付けられた。店内に飾ってあるタペストリーなどはご主人のお母さまのお手製で、力強い木のテーブルはご主人のお手製と、家族の温かみがそこいら中にあふれている。
さて、奥様・紘子さんの夢であるこの店はオーガニックがコンセプト。高校時代は祖母が作る無農薬・無添加の田舎料理を食べていたが、麦ごはんやだご汁など毎日食べていても美味しくて飽きなかった。そして、「こういうのいいな」と、そのときから体に優しい上に美味しいオーガニックのお店を開きたいと夢見ていた。自然食レストランがなかなかなく、ようやくみつけたお店で食事をし、より思いが強くなった。自宅兼お店のこの民家。改築したあとに、奥様が「ここでお店やりたい！」と言い出したきっかけで開店を果たした。

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■ご夫婦の出会い

佐賀に来たきっかけは、佐賀でお店を開いていた師匠の下で修業をするためだった。2年半の修業の中、今のご主人と出会い結婚。奥様と出会う前のご主人は、東南アジアやインドでバックパッカーをやっていたそう。

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■お二人にインタビュー

ご夫婦でお店を始めて13年。最初の3年はご主人がバイトをしながら経営を続けていた。それが徐々に口コミだけで少しずつ広まり、今では次の月の予約まで入っているほどの人気ぶり。お二人にはお子さんが３人。小学校６年生、２年生、一番下の子は４歳。子育てしながらお店をするのは大変じゃないですか？という問いには店と家が兼用だから子供を見ながら仕事ができる。楽ではないが、住まいと店が別だったらきっと難しかった。家とお店が一緒のメリットは夫婦で仕事と子育てができていること。いつも家族と一緒であること。「デメリットはあまり思いつきません。」と答えてくれたお顔に二人の幸せを感じた。
お料理は昔は奥様だけでこなされていたそうだが、今はご主人と一緒に料理をされているんだとか。お店だけでなく、畑仕事もあり忙しい毎日。自家製野菜を使い、１つ１つに手間をかけた品々。おまかせ膳は季節任せ。その時にとれる野菜によってメニューが変わる。早い時には週ごとに変わることも…。砂糖は基本的に使わない。灰汁を取らずにそれを旨味に変えて調理している。
安心という贅沢で思いきり癒され、お腹も心も満腹なった。