2017.11月号
ナビゲーター/SAORI & MOMOKO

子供連れでもゆっくりとランチを…



2010年にオープンした「ラナカフェ」。看板には味のある字の店名と何ともユニークなキャラクター、民家を改装した店内にはジャズやボサノバなど心地よいBGMが流れ、レトロなタンスをはじめ、お洒落なインテリアがセンス良く配置されている。店名の「ラナ」とは、イタリア語で蛙のこと。
実は、上記の看板の絵は蛙で、店名とともにオーナーご夫妻の子供が小さい頃に描いたものだそうだ。オーナーご夫妻の苗字が「川頭(かわず)」で、「かわず」という言葉が蛙という意味を持つことから名づけられたという。また、これにはゆっくり・ほっとくつろいで自分に「帰る」場所になって欲しいという想いも込められている。その想いをもとに、広々とした床張りの座敷は子供が自由に歩き回ることができ、絵本やおもちゃも置いていることで小さな子供連れでもゆっくりとランチタイムを過ごすことができる。客層は女性や小さな子供連れの親子が中心だが、なかには男性一人で通う人もいるそうだ。

料理はイタリアン中心で、どれも彩り豊か。一番人気は中身がほぼ週替わりの「ラナランチ」だ。ご飯とみそ汁の定食にメインがイタリアンという異色の組合せで、手作りのデザートまでついたボリュームたっぷりのセットだ。他にも「パスタランチ」や単品、量を抑えた「おこさまパスタ」がある。小さな子供連れの客が多いので、できるだけ安心・安全なものを提供したいと、素材はなるべく地元のものを使用している。

おすすめメニューの紹介



人気の「ラナランチ」はイタリアンと和食がミックスされたボリュームたっぷりの定食。メインは肉と魚から選べる。雑穀米のご飯と具だくさんのみそ汁も嬉しいポイント。

セット内容:ご飯・みそ汁・メイン・小鉢2種・ケーキセット

※メインと小鉢の内容はおおよそ週替わり


ラナランチ 1,300円(桜ポークのピザ職人風オーブン焼)
ピザ風味に味付けされた桜ポークは、チーズとの相性も◎。

ラナランチ 1,300円(カナトフグのムニエル 干しエビのソース)
淡泊なフグの身に干しエビのソースのパンチが効いた一品。

ラナランチに付くケーキセット
デザート2種とコーヒーまたは紅茶のセット。400円で単品メニューにも付けられる。

おこさまパスタ 500円
子供用パスタはソースがトマト味とクリーム味の2種類から選べる。写真はクリーム味。

ピザ 600円
手作りのピザは耳がふわふわモチモチしたタイプ。焼きたてアツアツを頂こう!

ラナカフェ
オーナー 川頭 慶裕さん・環さんご夫妻


同い年のご主人・慶裕さんとともに店を経営している環さん。もともとお菓子屋などのサービス業で働いており、カフェを営むのが夢だったそう。そして子供が大きくなったのをきっかけに、本格的に開業へ。はじめは軽食を出すカフェをイメージしていたが、慶裕さんが料理を勉強し始めたのをきっかけに、料理がメインのカフェを開くことになった。現在は接客やデザート作りを担当している。一方、料理を担当する慶裕さんは、元々全くの異業種で働くサラリーマンだった。環さんから「いつかカフェを開きたい」という夢を聞き、なんと30歳にして脱サラして料理の勉強を始めたという。それまでは包丁も握ったことがなかったそうだが、大牟田や佐賀のイタリアンレストランなどで5年ほど勉強したのち、自らの店で腕を振るうことに。
こんなオープン秘話からも、仲睦まじい様子が伺い知れる川頭さんご夫妻。開業当初は慶裕さんの料理歴が浅く、不安などもあったそうだが、口コミにより徐々にお客さんが増え、今では多くのファンを持つ隠れた人気店となった。


お店の様子



身体に優しいご飯でママも子供も楽しめるカフェ。待ち時間には絵本やおもちゃで遊べる♪

広々とした座敷スペースでゆったり過ごせるから、お客さんには赤ちゃん連れのママも多い。

レジ横には新鮮野菜や店主こだわりの食品、可愛い雑貨の販売コーナーもあり!

環さん手作りのパンも販売中。毎回なくなり次第販売終了なので即買いがおすすめ。
名称

ラナカフェ

住所

神埼市神埼町本告牟田1280-8

TEL

0952-53-3687

営業時間

11:30~15:00(L.O.)

定休日

日、月曜

駐車場

10台

席数

25席(座敷6席、テーブル1席、カウンター3席)

アクセス

JR伊賀屋駅から車で約6分

備考

席が埋まっている可能性があるので予約がベター。(当日朝9:30~予約OK)