編集長KENTOの対談コラム
次世代のリーダー

テーマ パティシエール ブルーシャン代表
青野 光治さん
愚直な努力とコンプレックスを原動力に!
佐賀県初!国が認めた1級技能資格を持つ菓子職人
洋菓子職人の世界には技術力を証明する認定資格は少ないが、今年3月、青野さんは洋菓子職人としては佐賀県初の1級菓子製造技能士に認定された。職業能力開発協会(厚生労働省の外郭団体)が認定する国の資格である。さらに、今年9月14日、技能検定1級認定者のみが認定される「ものづくりマイスター」としても認められた。ものづくりマイスターに認定されると、製菓学校や高校などからパティシエ派遣要請があった場合教えることができる。厚生労働省の制度で、技術が空洞化されている若者への継承(=人に技を教えること)を目的としているが、これまで佐賀には登録されているマイスターがいなかったそうだ。そして取材の直前には、公共職業訓練施設の先生(=職業訓練指導員)になれる資格試験を受けてきたという。1週間の講義を受けたのち確認試験に合格する必要があるそうで、まさに取材の前日試験が終わったばかりということだった。ちなみに、「自己採点ではたぶん満点」と笑顔を見せてくれた。
こうなったきっかけは、以前、佐賀マイスターや国のものづくりマイスターに推薦されたが、技能検定1級取得者が認定条件で、青野さんはその時は取得していなかったため認定されなかったことだ。そこで一念発起、かなりの勉強をして試験にチャレンジし、1級を取得。すると、県を超えて国の認定するものづくりマイスターとして認められたのだ。
国のものづくりマイスター認定資格は123職種にものぼるが、こちらで認定しきれない職種をカバーするために自治体が作った補完制度が「佐賀マイスター」などに当たる。国が認定するものづくりマイスターは、垣根なく全般的な広い知識と技術が必要。一方、地方自治体のマイスターは、特産品や銘菓その一点の専門家などが、地域の自治体から認定される制度である。また、パン作りなど他の職種では特級などもあるが、菓子職人の技能検定では1級が最上位の認定となる。
ちなみにフランスでは国家認定資格はMOFと呼ばれ、ショコラティエ・パティシエ・グラシエ・デセールなどと細分化されているが、日本の認定資格は全般に及ぶ総合的な知識と技術がなければ取得が難しい。青野さんはその難関を乗り越え、佐賀県にとって初の快挙を成し遂げたのである。

青野さんは大牟田のご出身。






北欧スウェーデン産紅茶「セーデルブレンド」を贅沢に使った生チョコ



今回はパティシエの青野さんにいろいろとお話を聞かせていただきました!
とても人間味のある方で、どんどん引き込まれていきました!
青野さんの魅力はなんといっても経験の豊富さだと思います。有名チェーン店から有名ホテル、そして町のケーキ屋さんとほとんどのジャンルのお店で修行をされたこそのバランス感覚が、今の青野さんを作っているのだなと感じました!
成功の裏に隠された数々の失敗。そこから謙虚に前向きに再チャレンジする。人との出会いを大切にする。などなど…。今からパティシエなどの職人さんを目指す若い人達は、青野さんから謙虚にひたむきに学ぶ姿勢など多くを学べると思います♪ぜひお店に行って、時間がありそうな時にお話伺ってみてください★
そして今回佐賀で初の快挙である、国の1級菓子製造技能士、ものづくりマイスターに認定されたということで、佐賀のスイーツ文化の向上にもどんどん貢献されていくと思います★ぜひぜひ佐賀がスイーツでも有名な県になることを祈っています!
今日はありがとうございました!
店名 | テーマ パティシエール ブルーシャン |
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住所 | 鳥栖市弥生が丘6丁目103番 |
TEL | 0942-87-9415 |
営業時間 | 10:00~20:00 |
店休日 | 年中無休 |
駐車場 | 8台 |
備考 | イートイン カウンター8席 |
HP | |
アクセス | 鳥栖ICより車で約5分 弥生が丘駅から徒歩 約5分 |