程よい距離感で女性の“おひとり様”でも気軽に来店できる。カウンターには自慢の「まき串」をはじめ、約40種類の串が並ぶ。佐賀では種類が少ない「まき串」だが、店主が修業した久留米では種類豊富な店が多く、こちらに店を構える際、他店との違いを出すために取り入れたという。店では定番の榎やアスパラを巻いたものから珍しいナスや小ネギを巻いたものまで、約17種類が味わえる。
串に使われる野菜は県産のもの、肉は有田鶏や佐賀牛をはじめ厳選したものを使用。なかでも豚肉は、巻物に丁度良い厚さに調整して仕入れている。炭は「オガ炭」を使い、強めの火力で時間をかけずに焼く。丁度良い火入れ具合になるよう焼き加減にもこだわっている。また、店には佐賀の地酒が揃っているほか、デザートメニューもあるので、焼鳥と一緒にこちらも愉しみたい。

独立して大変だったことは、「仕事量が増えたことと、バイトなど人を使うこと。」だったそう。それでもこの仕事にはやりがいを感じており、「“絶対美味しい”ものを出したい。自信があるものしか出さないので、客を待たせてでも美味しいものを出す！」という信念のもと、日々焼き場に立っている。そんな彼の努力の甲斐もあり、オープン当初は知り合いや年配男性などが多かった客層も、半年たった今では口コミなどにより徐々に広がり、女性客も増えている。「新規のお客さんも増えたので、カウンター越しに話すのが楽しい！」と語る小池さん。これからも美味しい串を焼き続けてほしい。「女性だけでも来やすい店なので、とりあえず来てみてください！」とメッセージをくれた。