“ご縁”が繋がる喫茶店
'16年にオープンした「goen」。商店街の横路地に密かに佇むその店は、空き家だった民家をそのまま活用しているため、まるで実家に帰ったかのような、素朴でほっこり・ゆったりとした雰囲気を漂わせている。メニューはコーヒーなど飲み物5種類、厚切りバタートーストやコーヒーゼリーなど食べ物5種類と、昔ながらの純喫茶を思わせるラインナップ。カウンターや畳の部屋でコーヒーを飲みながら、時にはレコードを聴いたりウクレレを弾いたりと、思い思いの過ごし方でくつろげる。店主こだわりのコーヒーは、各国の豆の生産地域・農園はもとより豆の品種・等級・栽培方法・精製方法などが明確な良質生豆のみを使用し、自宅にある3kg釜の焙煎機で焙煎している。味は現在12種類あり、8種類の豆を使ってブレンドや煎り具合を変えて提供。焙煎したコーヒーは豆・挽き豆・ドリップバッグ・水出しバッグ(5~10月)として販売もしている。また「何かのきっかけになれば」と、ネイルやグラスアートなど様々な出店やワークショップ、イベントも開催。コーヒーと共にこちらも店の楽しみのひとつだ。
おすすめメニュー
メニューは飲み物5種類、食べ物5種類。なかでも自家焙煎のコーヒーはブレンドや煎り具合の違いを含めて13種類から選べる。飲み物・食べ物セットでの注文で50円引きなので、好きなペアリングを選んでお得に愉しもう!
チョコチップスコーン 350円
素朴な味わいのスコーンは、程よい甘さとしっとり感でコーヒーのお供に最適。
チーズケーキ 400円
おやつにぴったりのチーズケーキは、バラの形のクリームも可愛い!
珈琲(グアテマラ) 500円/カフェオレ 550円
MAKIはスコーンとグアテマラでちょっぴり大人なペアリングを堪能。
MOMOKOはチーズケーキとカフェオレのマイルドなコンビをチョイス。
自家焙煎珈琲 goen
店主 諸石 紋子さん
店主の諸石さんは、もともとコーヒーや純喫茶が好きだったそう。店については、定年後にカフェをやりたいとぼんやりと思う程度だったそうだが、仕事が区切りを迎えたのをきっかけに一念発起。“どうせなら豆から”と、佐賀市内の喫茶店「TaO」へ3年ほど通ってコーヒーについて勉強し、それからしばらくは自家焙煎の豆を自宅やイベントで売っていた。「goen」という店名は言葉の響きが気に入ってで付けたのだそうだが、それから不思議と様々な縁があり、改めてその言葉を好きになったという。店舗に関しては「白石に喫茶店がなかったので、“やるなら白石で”とずっと思っていました。」という諸石さん。地元白石で店を開ける場所を探していたところ、協力者のおかげで空き家の持ち主との縁があり、オープンへと漕ぎ着けた。店は「goen」という名の通り、諸石さんとお客さん・お客さんとコーヒー・お客さん同士“ご縁”が繋がるようにと、“繋ぐ役目としての空間”を意識しているそうで、今後について尋ねると、「もっと公民館のような場所になりたいなと思っています。様々な人がふらっと立ち寄り、色々な事に使ってもらえる場所にしていきたいです。」と答えてくれた。
お店の様子
諸石さんとの会話も楽しいカウンター席。
ハンドドリップで丁寧に淹れてくれる。
地元の作家さんの作品も色々と置いている。
コーヒー豆やドリップバッグも販売中!
お気に入りのレコードの持込みもOK♪
車は店の裏のほか、近くにも駐車可能。
名称 | 自家焙煎珈琲 goen(ごえん) |
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住所 | 杵島郡白石町福田1577-2 |
TEL | |
営業時間 | 10:00~22:00 |
席数 | カウンター3席、テーブル4卓、座敷1室 ※貸切り可(最大20名収容可) |
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定休日 | 木曜 |
駐車場 | 2台 |
アクセス | JR肥前白石駅より徒歩約10分 |