2018.1月号
ナビゲーター/YURIE & MOMOKO
風情ある小道を進むと…
そこはまるで「かぐや姫」の世界観がたっぷりな情景。素朴ながらグラディエートされた畑とあぜ道の先には、まるで今にも、おじいさんとおばあさんが出迎えてくれそうな農家風古民家がある。このロケーションは、店主・石橋さんが一人せっせと創り上げてきた。まるで童謡のテーマランドといったところだろうか。
現内閣総理大臣である安部首相も4年前にご来店。突然、官邸からの電話だった。最初は「東京から電話してます」と言っていたので旅行会社かと思い、「1か月先の予約なら大丈夫です。」などと適当に相手をしてしまった石橋さん。
来店された際は古川前佐賀知事や鳥栖市長もご同席。メニューはランチで3990円のコースを召し上がった。
山香料理処 竹取物語
オーナー 石橋 隆秀さん
この店を始めて15年の石橋さん。料理の道には18歳から入門し、料理長として呼ばれた湯布院の「九重レイクサイドホテル」で料理長もこなしてきた。和食道一筋で、海・川・街の三つはどうしても経験しないといけないと思い、修行する場を選んできた。今ではお店の他に、久留米や春日の文化サークルでそれぞれ10名ほどに料理を教えている先生でもある。そんな石橋さんでも、自信を持ち始めたのは自分の店を持ってからだという。これまでは求められるものが多かったため、“最後は自分の時間を自分の思うように使いたい”という気持ちから開店した。場所探しには約2年もの歳月を費やしたほど、古民家・水・竹林のこの3つにこだわった。特にこの場所は、金の水伝説があるほど、本当に美味しい水があるそうだ。「竹取物語」という店名のイメージにこだわり、建屋や庭・小道に至るまで自らの手で造った。もちろん、料理も田舎風を少し意識しているという徹底ぶりだ。信念を貫き邁進する姿に、男の魅力を感じた。
お料理について
こちらは和会席の創作料理。素材の味を引き出す料理が特徴と言える。ご店主が心がけているのは、お客様が「どんな人が作ってるんだろう?」と、作った人の顔が浮かぶような料理を提供することだ。レシピや献立もあるが。~煮、~焼き、などは料理の共通用語であり、そこに自分らしさや他との違いを入れていかなければならないから、今の時期に何が美味しいか、を常に意識したお料理となっている所も楽しいポイントだ。
今回ご紹介するのはお値段の違う3つのランチコース。
今回ご紹介するのはお値段の違う3つのランチコース。
ランチコースについて
※写真は3990円のコース ※季節でそれぞれ前菜の内容も変わります。 ※ディナーコースではお値段がUPします。 ※当日10時までの予約のみ
コース共通のメニュー
旬のお刺身、キウイとリンゴのコンポート掛け
梅肉あんかけうどん
豆腐とお魚の煮物、餅あんかけ
デザート/焼きバナナとコーヒー
1890円のコース/9品
そば饅頭など
そば饅頭など
2625 円のコース/11品
3990円のコース/11品
佐賀牛ステーキ
エビの天麩羅など
お店の様子
田舎庵風の店内では不思議な落ち着き感がある。
調度品も各所にちりばめられていてグッド!
入り口には大きな囲炉裏があって素敵な演出。
それぞれのお部屋がテーブルで楽に座れる。
窓からの景色が風情たっぷりでとても素敵。
雰囲気と共に美味しい食事を満喫できるよ。
名称 | 山香料理処 竹取物語 |
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住所 | 鳥栖市立石町1496-4 |
TEL | |
営業時間 | 昼 12:00~(入店14:00迄) 夜 17:30~(入店20:00迄) |
定休日 | 木曜 |
席数 | 38席(テーブル数7卓) |
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駐車場 | 15台 |
アクセス | 肥前麓駅より車で約6分 |
備考 | 完全予約制 (当日朝10:00迄予約OK) |