夜のあんこ屋 よなよな
ちょっと懐かしい昭和の匂いを残しつつ、アニメファンも喜ぶお店
「50歳目前、新しいことに挑戦する人生は楽しい。これまで躊躇せずやりたいことやってきた。」と笑顔で語り始めたオーナーの岡垣さんは、鳥取県出身で佐賀大卒の45歳。なかなか羨ましいご経歴の持ち主で、学生時代には初めてオーケストラにも参加したことがあるそうだ。そうして過ごした佐賀が好きになったから地元に帰ろうと思わなかったと、そのまま定住してくれた。
「佐賀は気候も良いし、都市圏も近いし便利も良いし 県外から来た人の方が新鮮な感じがしていいのかも。」となんとも嬉しいお言葉だ。さてお店は去年6月にオープン。それまではこの場所にチャンポン店があった。そのご主人と学生時代から仲良くさせてもらっていたご縁で、チャンポン店が移転されることをきっかけに「ここでなんかやってみらんか?」という提案をされた。そこで岡垣さんが思いついたのがこの「よなよな」であった。サラリーマンやりながら夜だけ営業するというレアなスタイル。岡垣さんはあんこが大好きで、毎日あんこ商品を食べて半年ぐらいブログを書いてたあんこ好き。だから、あんこを使った店にしようと思ったそうだ。夜の店と言えばお酒かと思うけど、隣が焼き鳥屋さんなのでお酒を出したらケンカになっちゃう。逆に、隣で飲んだお客さんが、帰りがけにぜんざいをさらさらっと〆に食べて帰る文化を作れたらおもしろいかなと考えたという。おもしろい発想だ。
あんこの魅力は素朴な優しい甘さ。チョコやクリームに比べて爽やかな感じ、優しさが魅力だそうだ。原料は小豆と砂糖だけなのに、その潔さも奥が深いと岡垣さんは情熱を語る。ここのお店を作るようになってから、自分でオリジナルのあんこを作りに取り組んだ。元々食べる専門だったから、いろんな本を読み漁って様々な種類のあんこ作りに挑戦したそうだ。そしていよいよオープン。
最初は広告費も全く使ってなかったから知り合いがチョロチョロ来る程度で、まったくお客さんが来ない日が続いたこともあったそう。ところが、去年の秋ごろからテレビやニュースサイトで取り上げてもらって、少しずつ周知されるようになった。そしてなんと、今年の春ごろ店の外に行列ができた時は思わず「嘘だろ!?と笑っちゃいました。」と、なんとも純朴でいい味を醸し出す岡垣さんだ。 実は現在、サラリーマンと二足の草鞋の岡垣さん。でも、サラリーマンを辞めるつもりはないという。「昼も開けて欲しい。」というお客様の声もあり、昼のイベントに出店したこともあったそうで、その時に、「やっと食べれた!」というお客様の声を聴いて「昼の潜在的な需要もあるのでは?そこまで開ければ商売として成り立つのかな?」とも思ってはいるが、そんな勇気はまだないと、はにかんだ。新商品についてここでつくれるのか、いろいろと試行錯誤しながら開発中で、随時、インスタに掲載して発表しているとというから、これもまた楽しみだ。
【岡垣さんから読者に向けて】
わがままな時間でやらせてもらっているのであまり無理に来てくださいとは言いにくいですが。あんこの食べ方として可能性を追求するようなメニュー作りになっているのでいろんなあんこの楽しみ方・食べ方に興味があれば、無理のないような形でおいでで頂ければ幸いですと、腰低く謙虚におっしゃっていた。
至高のおすすめメニュー ※料金は税別
あったか栗&白玉ぜんざいほうじ茶付きセット 750円
抹茶寒天あんこ 650円
じゃがバターあんこ 360円
トマトぜんざい 550円
あんこヨーグルトパフェ 800円
ラムあんこクラッカー 350円
お店の様子
この狭い感じのお店が逆にマニアにはうれしい。
ウォール装飾品も常にあんこを意識したもの。
どんな量なのか想像もつかないメガ盛りの表示。
名称 | よなよなあん工房 |
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住所 | 佐賀市赤松町6-11 |
TEL | |
営業時間 | 不定期 FacebookやTwitterにてご確認下さい。 |
席数 | 4名テーブル席×2、カウンター席×3 |
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駐車場 | あり ※必要な場合はお問い合わせください。 ※くれぐれも他店等で契約されている駐車場には停めないでください。 |
HP | |
アクセス | JR佐賀駅から車で約10分 |