雰囲気の良い
レストランとして
おススメ

建物の美しさと優雅な店内は、それなりの緊張感を与えてくれて、なんだかすごく気分が良くなる。これから始まる物語の主役はあなただよ、がんばって！と応援してくれているみたいだ。この機会にゆっくりとこの雰囲気を体感してみたい。
 

オードブル／
才巻海老とラフランスのサラダ
フランボアーズの香りで

少しの若めの歯ごたえがしっかりしたラフランスの果肉。その甘酸っぱさとイタリア生ハムの甘辛さが絡み合い、それだけでも十分美味しい所にフランボワーズソースが加わってフレッシュなハーモニーを醸し出す。爽やかな逸品。単純でないところがフレンチ感をプッシュしている。

ドミグラスの旨味が堪らない/
和牛のビーフシチュー

ほろほろとお肉が溶けていく柔らかさ。旨味が濃縮されたソースと合わさりいい気に幸せ感が押し寄せてくる。加えてソテーされた佐賀産グリーンアスパラのしゃっきりした感触がシチューソースと見事にマッチ。旨さが倍増する。

フレンチの王道/
キノコのクリームスープ
パイ包み焼き

キノコの風味とクリームが絡み合い、そこに割ったパイの食感が加わると、実に奥深い味わいがなんとも食欲をそそる。また形式ばったテーブルマナーを意識してきた神経をも優しくほぐしてくれる。

エビ好きにはたまらない/
オマール海老の
ナンチュアクリームソース

いつものエビよりも質感・風味がはるかに強烈。それはナンチュアソースが演出し、食べる者全てに幸せをもたらすかのよう。このゴージャスさは他では味わえないのではと思ってしまうほど。

文雅定番の味/
キノコのカレーライス

ランチコースメニューでもあるこちらの料理はもちろんディナーでもOK。ここで食べるとなぜだか高級料理にも感じてしまうカレーライスって本当に不思議。といいつつ、肩ひじ張らずに召し上がれ。

エルメスのお皿。特別室のみ使用されている。

充実のワインCAVE

ワイン好きにはたまらない銘柄も取り揃えてある。2003年のシャトーマルゴーは15万円。

 

シャトー文雅
代表取締役社長　兼シェフ
室屋 昭二さん

フランス料理の枠にとらわれない日本人のためのフレンチを創る、それが文雅流おもてなし。そう教えてくれた室屋さん。物腰の柔らかい優しそうな方で、写真のお顔もとても温和。しかし、インタビューで語られた仕事に対する姿勢や考え方から内に秘めた力強い情熱を感じた。なるほどこれが文雅流アイデンティティーなのだ。それは料理にの調味料にまで反映されていて、１００％和の調味料も使用しているとのことだ。とは言え、お客様には肩ひじ張らずに気軽においで頂きたい、できれば日本全国から、とおっしゃられた。やはりとても熱い社長なのだ。それがとてつもない魅力で、かっこいいと思った。