多久市(たくし)は佐賀県のほぼ中央に位置し,四方を山に囲まれた盆地で,緑豊かなところです。学問の神様として孔子さまを祀る「多久聖廟」があり,国の重要文化財に指定されています。「多久の雀は論語をさえずる」と言われるほど,論語教育が根付いた歴史と文化があります。「丹邱の里」「文教の地」として,全国発信する多久市です。
学問の象徴・孔子を祀る壮麗な「多久聖廟」で行われる「釈菜」は,春と秋の年2回開かれ,1708年の創建以来受け継がれる由緒ある祭典です。「釈菜」では,「参列生徒の唱歌」「釈菜の舞」「腰鼓」を小中学生が披露し,伝文化の継承を担います。