有田町

有田町(ありたちょう)は、佐賀県の西部に位置する町で西松浦郡に属する。古くから焼きものの町として有名な有田町は、1616年に朝鮮人陶工李参平らによって泉山に陶石が発見され、日本で初めて磁器が焼かれた。以来、佐賀藩のもとで、磁器生産が本格化し、谷あいに「有田千軒」と呼ばれる町並みが形成され、繁栄を極めた。1996年(平成8年)「ジャパンエキスポ佐賀’96世界・炎の博覧会」、2016年(平成28年)「有田焼創業400年事業」などが行われ、日本の伝統工芸品の1つ、有田焼の産地として知られている。ドイツのマイセン市とは姉妹都市の関係にあり、陶磁器交流がきっかけで提携を結んだ。行政と民間がそれぞれ相互交流を行っており、陶磁器関連の交流をはじめとして人的交流や文化交流が盛ん。また中国の景徳鎮市とは友好都市提携にある。